2020年7月19日日曜日

西から登る生野の釜床山

 


生野の釜床山には2009/08/07に奥銀谷から登りましたが、今回は西から登りました。登り口は生野の北の峠を降りた小田和です。播但連絡道の生野北第1ICの出口の前に、「この先円山川源流」という札が立てられています。ここを入ると内尾谷熊野神社があります。ここ内尾谷は、生野ではじめて銀がとれた場所だそうです。神社の西側の植林を登り始めましたが、急斜面を西の尾根先の方へ登っていくと作業道があり、これが関電の巡視路でした。すぐに生野北支線五〇鉄塔に出ました。上生野あたりが見えます。ここから巡視路は北と東に分かれ、東に尾根を登りました。さすがに巡視路は歩きやすく、紅白の大河内線二五鉄塔に着きました。「高光度航空障害灯管制器」があって、ここまで電柱があります。


この先も巡視路がありますが、ときどき尾根から南側に外れるので、忠実に尾根を歩きました。国土調査や地籍調査の杭があります。次の大河内線二六鉄塔からは、銀山湖がちょっとだけ見えました。巡視路は尾根に沿っていますが、大河内線二七鉄塔の先で分かれます。分かれてすぐに、千手観音の石仏がありました(写真)。ここは峠でもなく不思議な場所ですが、どうやら山を巻く形で水平道があり、それと支尾根の交点に置かれているようでした。この後は巡視路ではありませんが道があって問題なく尾根の620m+ピークに出ました。そして2009/08/07と同じく尾根を歩いて釜床山の山頂に出ました。釜床山三等三角点(648.65m)は低い松に囲まれています。


下山は山頂から北西に向かいました。やや急な斜面で、落ち葉で滑りやすいので困りました。こちらの尾根にも石仏があり、これは坐像で願主も車屋庄三郎さんです。同じく水平道にありました。このあと530m+ピークはやや尖っており、西に行くと道ははっきりしませんが斜面を降りて植林に入り、464mピークの先には国土調査の金属プレートがありました。植林を降りると、生野北支線四六鉄塔がありました。ここから巡視路で下山するつもりだったのですが、南に向かう道がなく、そのまま北の方へ尾根を降りました。長い尾根で最後に植林を抜けると空き地に出てきました。北に行くと太陽光発電のパネルが並んでいますが、国道312の方に行こうとするとゲートがあって鍵が掛かっていました。しかたなく南に戻り、西の鉄工所に抜けようとしましたが、小さな川があり、その向こう側には鉄柵がありました。川沿いに丹念に出入り口を探し、なんとか探し当てて抜け出しました。危ないところでした。おそらくは鉄塔から北に巡視路を行くのが正解です。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「但馬新井」です。



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