2019年10月6日日曜日

宍粟市一宮町公文の落三角点

三方町の付近では川があちこちから集まってきて尾根もたくさんありますが、今回歩いたのは公文川東側の山並みです。その先端を少し歩いてみました。登り口は実際寺の北西にある日吉神社です。東側の実際寺の北の尾根を登ることも検討しましたが、神社の東の谷には堰堤が作られており、斜面がきつそうだったので神社の裏手の植林に入りました。神社に入る時には害獣避けと思われる扉が開いていて、そのまま神社に行けたのですが、神社の裏にもう一つ金網のフェンスがあって、扉を探して入りました。ここからは道はありませんが、古いネットのフェンスが張られており、それに沿って登りました。上り詰めると、落三等三角点(457.51m)に着きました。周囲は里山風の自然林です(写真)。落というのはこの付近の地名のようで、現在は縁起をかついで百千と書かれるようです。東の揖保川沿いには百千家満という地名もありますが、これも落山だったのでしょう。落ち武者が住み着いた村だったということでしょうか?

三角点を過ぎても良い道があるわけではありません。東斜面が植林になると作業道が時々ありますが、踏み跡もない所がほとんどです。枝や倒木が邪魔な場所が多いのですが、下草はありませんでした。展望もあまりありませんし、人工物もありません。とても里山という感じで雰囲気は良いのですが、歩くにはちょっと障害物が多すぎでした。曲がりつつ尾根を歩き、521mピークの北で急斜面を降りて、さらに360m+の鞍部に降りました。ここは地形図では破線道が通っているので期待していたのですが、道はありません。今回は西に降りると決めて、急斜面の植林の作業道を降りました。地形図で見ると広い谷なので歩けるだろうと思っていたのですが、両側の斜面は急なので谷底を歩くしかありません。倒木やシダが邪魔ですが、なんとなく踏み跡のような所をたどることができました。「消防林(?)」と書かれた昭和37年秋の標石がありました。しばらく辛抱して歩くと道があり、無事に川上神社まで降りられました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「神子畑」「音水湖」です。

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