2019年10月13日日曜日

丹波篠山の八百里山

今回の目標は八百(やおり)山ですが、山沿いに西に離れた大賣(おおひるめ)神社から歩いてみました。神社の裏から竹やぶを抜けると道がありました。途中に害獣避けの扉がありますが、その先も道は続きます。山頂に近づくと尾根に切通しのようなものがあるのですが、両脇に道があるわけではなく、城跡ではないかとピンときました。調べてみるとここは笛吹山城([1])だそうで、平坦な山頂は何段かに仕切られており、いかにも山城跡でした。共同アンテナの残骸を過ぎて、次の尾根への登りにはトラロープがありました。倒木はあるものの道は続いており、ちょっと歩きにくい細尾根を通って水上三等三角点(470.77m)に着きました。

ここから北に降りなければならないのですが、急斜面の下の尾根が最初はよく見えず、少し迷いました。GPSがあっても尾根に乗るまでは試行錯誤です。しかし尾根歩きに戻れば多少の倒木や藪はあるにしても軽快で、北の尾根から東に曲がりました。この日は風も小雨もあって肌寒く、コンディションが悪かったのですが、晴れた日には気持ちの良い尾根歩きだと思います。東に歩くと地形図では破線道がありますが、特にこの付近から道がはっきりしたわけではなく、430m+ピークに上がって降りて、さらに東の440m+で南に曲がりました。ここは倒木が多くて分かりにくく、何も考えずに歩いていたら西側の尾根を降りそうになっているのに気付き、戻って正しい尾根を降りました。370m+の鞍部付近は歩きやすいのですが、その南は少し細尾根もあり、倒木も増えました。そして平坦地を過ぎてから急斜面を登ると、八百里山の山頂(442m)です。ここも八百里城の跡だそうで([2])、広い平坦な頂上です(写真)。少し東側が盛り上がっています。平坦でも藪がかなりの部分を占めています。一番北に、どん足会のプレートがありますが、それ以外には何もありません。

八百里山からは南に尾根を降りましたが、こちらは城跡のようで、ときどき平坦地がありました。今日初めてシダ藪にも出会いました。少し降りると神社の壊れた祠がありました。「正一位稲荷大神」ではないかと思いますが(Googple Mapの、八百里稲荷神社?)祠の中は空でした。道はこの下で東へ降りていき、こちらが登山道のようですが、真っ直ぐに尾根を歩きました。害獣避けの扉があり、一瞬どちらが外か分からなかったのですが、鍵の感じからして外へ出るようでした(出てから鹿を見ました)。この先も城跡のようです。最後は急斜面になるので西の谷に降りて、道路に出ました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「宮田」「村雲」です。

0 件のコメント: