養父市のホームページを見ていたら、大徳山に関する記述がありました([1])。山頂には寺院があったとか、蔵王権現の石像とか、面白そうなので登ってみました。登り口は左近山にあるというので、左近山に行きました。
地形図では左近山(山ではなくて集落です)から山に向かって破線道がありますが、航空写真で見るとここには巨大な堰堤がありますし、地形図にはない道もあります。そこでとりあえず住宅の間を登っていきました。延命堂まで登り、その前の細い道を真っ直ぐ上に登っていくと、林道のような道に出ました。どこから来ているのか分からないのですが、目の前に両開きの害獣避けの扉があったので、そこから山に入りました。すぐにお稲荷さんがあり、その先には動物捕獲用の檻があって、角の生えた鹿が中で暴れていました。誰かがすぐに処理してくれることを祈りつつさらに登ると、植林に入りました。ここからは植林を標高差350mほど真っ直ぐに登りました。地形図でわかるように、急斜面と少し平坦な場所が交互にあります。急斜面は場所を選ばないと四足でないと登れない所もありました。1時間近く辛抱強く登ると藪になり、地形図にある林道に出ました。ここから更に山頂の尾根まで真っ直ぐに登りましたが、ここはかなりの藪でした。
山頂の尾根に出ると、反射板がありました。「国有財産 大徳山反射板」と書いてあり、近畿地方建設局が建てたものです。八鹿町中心部方面が見えます(写真)。ここから山頂までは平坦ですが、藪っぽく、中央には古い金網もあって、あまり軽快とは言えません。山頂には広谷二等三角点(555.74m)といくつかの登頂パネルがありますが、地面に置くタイプのパネルが珍しいと思いました。落ち葉で埋まっていないのは、ときどき誰かが来て掘り起こすからでしょう。山頂からは南に尾根を降りました。時折東側に展望がありますが、広い展望はありません。地形図どうりこの尾根はわりと平坦ですが、幅が狭いので大きな建物があったとは思えません。真面目に探したわけではありませんが、歩いている限りでは人工物と思われるものは見つかりませんでした。標高が下がると徐々に藪が増えてきます。途中の標高470m付近で、大きな穴がいくつかある不思議な地形に出会いました。その下では地面に塩ビの管が埋まっており、どこかに共同アンテナがあったのかも知れません。じっさい標高200m付近まで降りると、共同アンテナの残骸が二箇所にありました。この付近からは東に尾根を降りて、北近畿豊岡自動車道の八鹿トンネルの東側に降りました。ここは登り始める前に様子を見て降りやすそうだった場所でしたが、予想どうりでした。
大徳山についてはWikipediaにも記述があります。登山道はいくつかあるようです。
展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「八鹿」です。
0 件のコメント:
コメントを投稿