2017年9月23日土曜日

和田山の和田山三角点

和田山の室尾山に登った時に、南に見えていたのがこの山です。名前を調べたのですが、分かりません。しかしGoogle Mapで見ると、山頂は「和田山 景勝地」となっていたので、良い眺めを期待して行ってみました。

登り口は人気の少ない北側にしました。和田山町久田和の覚性寺へと歩くと、墓地に入る付近に害獣避けの扉があり、それを抜けると右手の尾根に作業道がありました。これを登ると切り開かれた斜面に出るので、そのまま南に登ると、梅谷支線五七鉄塔がありました。付近は藪で、南側から回り込んで鉄塔に下に出ました。この先はちょっと藪を登ると覺性寺四等三角点(228.98m)が藪の中に隠れていました。この先は植林になり、やや藪っぽいとは言え歩き易くなりました。標高410m付近には平坦地がありますが、こんな場所に城跡はないでしょう。501mピークの手前には地籍図根三角点があります。この付近からはかなり平坦な尾根ですので歩き易く、北側斜面が植林になると良い感じの尾根歩きになりました。広い植林の平坦地で尾根を西に曲がり、高森三等三角点(499.86m)に着きました。標石は角が取れてボロボロです(写真)。ここがGoogle Mapの景勝地だと思われますが、木が茂って景色は見えません。枝の間からかろうじて南の方向が少し見えました。

山頂から西に尾根を歩きました。尾根の先は広くて迷いそうで、じっさい少し北に寄って地籍図根三角点を見つけましたが、正しくはボロボロのネットのあるもう少し南の尾根を降りる必要がありました。地形図どうりに未舗装の林道が尾根を横切っていました。ここから山頂へ登山道が整備されていてもよさそうなものですが、全く何の標識も見つけられませんでした。林道を横切ってさらに西に歩きましたが、この付近は松茸山なのか止山の札が立っていました。380m+のピークから先は特に立て札もなく、金属プレートの桑原四等三角点(418.96m)に着きました。これも周囲は伐採してありますが、藪に囲まれています。ここからは北に歩くと、岩の多い急斜面の先にNHKの通信塔があります。他にも読売テレビや関西電力の通信塔が乱立していますが、その割には未舗装道路しか上がってきていません。

通信塔群からは北に真っ直ぐ歩き易い尾根を降りました。先端には向山四等三角点(371.76m)がありましたが、低い松に囲まれていました。ここからは東側の急斜面を降りました。なるべく傾斜のゆるい場所を見つけて降りると、下に林道が見えたので一気にシダの茂った間伐材だらけの急斜面を降りました。林道はいったん南に大きく蛇行しますが、問題なく下山できました。

三角点を4つ巡れました。町から近い山なのに全く登山道が無いのには驚きました。決して歩きにくい山ではないので、地元の方も登られてはいかがでしょうか。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は[直見」「矢名瀬」です。

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