この山には、2016/3/12に北側の黒石川沿いから登りました。しかし、南側の今田町四斗谷から登ると楽だとの情報を見たので([1])、南から登ってみることにしました。登り口は四斗谷の妙見宮です。ます古いお堂があり、その奥には新しいお堂がありますが、その先も道は続いています。途中に南無妙法蓮華経と掘られた石碑が3つあり、一つは慶應三年のもののようです。さらに登っていくと、妙見宮跡がありました。石垣がありますが、建物はありません。
妙見宮跡の裏にさらに尾根を登る小道があり、これはNHKの共同アンテナへの道です。共同アンテナは標高530m+のピークにありました。この先もマーキングがあり、岩の多い急坂を登って、とんがり山山頂にでました。以前とは違う「とんがり山 標高620m」と書かれた板と、壊れて中には何もない木の祠がありました。この日は霧が多く風が強く、展望よりも霧が動いていく様子が印象的でした。山頂から急な岩場を北に降りて、次の590m+ピークから南西に尾根を歩きましたが、切り開きがあり、落ち葉を踏んで歩ける尾根でした。さらに尾根先まで歩いて、標高500mを切る付近で西に降りましたが、この付近からやや藪っぽくなり、方向を間違えそうになりました。いったん450m+のピークに登って降りた鞍部は県道292号線が越すべき地点で、両側に道があったかも知れません。ここからやや厳しい登りになり、550m+ピークに出ました。ここは2016/1/23に来ています。前回同様に南東に歩いて、570mピークに頑張って登り、西寺山に着きました。宇土奥三等三角点(645.92m)があります。
下山は尾根を東に歩き、尾根を探して北に降りました。途中までは歩き易いのですが、徐々に急勾配となり木に掴まり枝をのけて降りていくと、谷に出ました。節理がはっきりした大岩があり、厚さ数cmに割れて剥がれ落ちた石が積もっていました。谷を降りると高さ5mほどの滝がありました(写真)。この付近には人工の石積みもあります。しかし谷は歩けないので再び南側の斜面を歩き、再び谷に降りると堰堤がありました。これは航空写真にも写っていますが、太い鉄パイプを組み合わせて木材が流れ落ちてくるのを防ぐものです。不思議なことに、ここでは水が流れていません。この下流では谷の北側に道があり、それを下ると墓地の脇に出てきました。
下りは少し急ぎすぎたと思います。もう少し東寄りの尾根を降りたほうが安全だったでしょう。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「谷川」です。
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