2017年9月3日日曜日

宍粟市千種町の大鳴山

先週(2017/08/27)に黒土の滝に寄った時に、南向きに川を渡って林道がありました。これで南の山に登ってみることにしました。地形図の破線道は南西の谷に向かっていますが、川のすぐ南側に別の林道があって、これが真っ直ぐ南に向かっているので、これを歩きました。木材の積み出しに使ったと思われる道で、雨が降ったら歩けないと思いますが、幸い道が乾いていたので靴も泥だらけにならずに歩けました。東の山に向かっていくつも分岐がありますが、真っ直ぐに谷を登りました。なるべく林道を使って登ることに決めていたのですが、一旦西側の尾根に移って、東に戻ってきた所で歩いていた林道は終わってしまいました。しかたなく作業道を見つけて急斜面の植林を登りました。間伐材は斜面に横に置かれて、転がり落ちないように止めてありますが、大雨が降ったら転がっていくことは間違いないでしょう。急斜面ですが、足元が安定しているのでわりと楽に登れました。標高差50mも登ると林道に出ました。この林道も東の山の方に行くので、また急斜面を登ると、標高差30mほどでまた林道に出会いました。これらは地形図どうりです。これも横切って登っていくと、標高670m+の広いピークに出ました。この付近の植林は素晴らしく、最高の森林浴を体験できました。地面に光があたらないので下草は生えていません。しかし山の上なので湿気が少なく、森林の美しさを満喫しました(写真)。ここから南に、なだらかな植林を登っていきました。急斜面になるとシダが増えて、周囲も自然林の藪になります。それを通り過ぎると、大鳴山三等三角点(742.88m)に出ました。周囲の数10本の木は伐採されており、明るい山頂でした。

大鳴山からは尾根沿いに南東に藪を降りて、次の720m+ピークの付近は植林で、道も良くなりました。気がつくとこの道は関電の巡視路で、一旦降りてから間伐材だらけの植林を通って、紅白の山崎智頭線三三鉄塔に着きました。植林の上に、遠くの山が見えます。ここからも巡視路で尾根を降りると、川に金属の橋が掛けてあって、林道に出ました。この南の山には、2011/04/03に南の志文川の方から来ています。このまま下山可能でしたが、ちょっと歩き足りないので向かいの舗装道路を登りました。「ちくさ100年希望の森」だそうです。すぐに山崎智頭線三二鉄塔(ミニじゃありません)に出たので、その東の地形図で650m+ピークが二つある山に登ってみました。ちょっと藪を抜けると、特に何もない雑木林の山頂に出ました。あとは適当に斜面を降りましたが、ちょっとかんな流しの跡かと思われる雰囲気でした。最後は金網があったので扉を探して抜けたのですが、扉の先の植林で鹿と出会ったので、何のための金網かわかりません。畑の裏に出てきて、道路に出て帰りましたが、林道で下山するほうが畑に出てこない分だけ楽でしょう。

この付近の山は、植林以外はシダ藪が多いようです。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「千草」です。

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