2016年3月25日金曜日

篠山の松尾山と白髪岳

篠山市の南西に位置する松尾山と白髪岳は、福知山線の駅から歩いて登山できるため、人気の高い登山コースのようです。準標準的なルートで登りました(が、下山はかなり変則的でした)。

登り口は南側の住山にしました。有料駐車場の手前の無料らしい空き地に車をとめて歩いて行くと、松尾山と白髪岳への分岐がありました。このすぐ先に松尾山の尾根の先があり、ここから登り始めました。標準的な登山ルートはさらに東に歩いて行くのですが、尾根を真っ直ぐに登りました。道がちゃんとあって問題なく登れました。かなりの急勾配なので、下りは落ち葉で滑りそうです。しかし、良い雰囲気でした。30分ほど登ると江戸時代のお墓だらけの所にでてきて、卵塔群と書いてありました。ここからまっすぐ松尾山山頂に登れますが、ちょっと寄り道して東にほぼ水平に歩いて高仙寺跡を見に行きました。建物の礎石が残っているだけで、ほぼ何もありませんが、卵塔の数を見るだけで大きなお寺だったのだろうと思われます。卵塔群まで戻って、急な登山道を松尾山まで登りました。途中に千年杉という大きな杉の木がありました。松尾山山頂(665m)は広く平らで、酒井城跡とも書いてありました。北に展望があるのですが、木が伸びてきて邪魔しています。

松尾山からは白髪岳へ向かいました。急な坂を降りると鐘掛の辻という場所にでてきました。ここは地形図にもありますが、篠山から住山への山越えの峠だったようです。その北の620m+ピークを西に巻いて、整備された尾根道を歩きました。この道は689mピークを東側で巻いて行ってしまいます。おそらく689mピークの頂上を通る道もあったと思いますが、素直に標識にしたがって白髪岳を目指しました。白髪岳の北側は非常に急峻で、ロープにつかまって登ることになりました。この道がなかったら、登るのは大変だろうと思います。白髪岳の山頂はほぼ360度に展望があり、篠山城や三田まで見えています。白髪岳二等三角点(721.50m)があるのも納得できます(写真)。

白髪岳からは南に降りました。こちらも岩場が多く、鎖やロープを使って降りました。途中で階段で下山する道が東側につけられていました。最初の予定では南の453mピークを通って下山するはずだったのですが、この付近で方向を勘違いして、南西に延びる尾根に行こうとしていました。なので、この階段の下山道は使わずに尾根の先へ歩いて行ったのですが、尾根の先は岩場で降りられません。しかし東側にロープがあったのでそれを伝って降りました。かなり怖かったのですが、なんとか降りられました。しかし降りてみたら階段道で、結局同じ下山道に出てしまいました。453mピークに行くにはこのまま降りていけば良かったのですが、また勘違いしてトラバースして南西の尾根に戻りました。これは意外と簡単で、マーキングもありました。南西に向かう尾根に出れば、あとは楽な下山となりました。途中で間違いに気が付きましたが、時すでに遅しで、戻るのは大変だったのでそのまま下山しました。楽な方向に下山すると、432mピークの方へは行かず、西の方に降りてしまいました。

道路に出たので、とりあえずは南の四斗谷の方向に歩き、途中の分岐で「篠山市林道 持越線」に入りました。ここから東の尾根を越えて住山に戻ろうとしたのですが、なかなか良い場所が見つかりません。結局川に腐りかけた材木の橋が掛けられている付近で(その橋は渡らずに)川を渡って、植林を抜けて尾根まで急勾配を上がりました。尾根には道があり、南に歩くとしばらくして尾根を横断する道があって、これで住山に降りました。

勘違いで下山は大回りしてしまいました。白髪岳は楽しめる山です。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「篠山」です。

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