トンガリ山という山は日本中にあります。おそらく篠山市に限定しても、いくつかあるのではないでしょうか。このトンガリ山は、西寺山の北、黒石ダムの南東に位置する山です。トンガリというのは、おそらく南東の今田町四斗谷から見た時に尖って見えるのではないかと思います。
今回は西の今田町黒石から登り始めました。住吉神社(この辺りは住吉神社だらけですが)を見て、その脇にあった害獣避けの金網のドアを抜けて山に入り、北に歩いて川を渡りました。こんなことをしなくても林道の北には林道があります。なんとこれは県道292号下立杭柏原線なのですが、未舗装すれ違い不可です。林道から北に斜面を登りました。急斜面ですが木の間隔は広いので、登るのは難しくありません。途中で作業道らしい切り開きがあり、さらに楽に登れました。少し登ると金属プレートの黒石谷四等三角点(463.09m)がありました。ここからさらに登りです。気楽な尾根歩きで528m地点を過ぎると、笹薮に突入しました。背丈より高い笹ですが、道があるので問題はありません。標高570m程度のピークを過ぎて、南東にいったん少し降りて登り返すと、二つ目のピークが標高620mのトンガリ山となります。小さな祠(の残骸)がありました。展望は素晴らしく、北から東方面、そして南西も見えます。目立って高い山が無いのが残念ですが、近くの西光寺山や白髪山はもちろんよく見えました。
トンガリ山からは北西に引き返し、さらに北に尾根を歩きました。ここまでよりもさらに歩き易い尾根でした。570mピークを過ぎると植林が増えてきました。そして最初の580m+ピークは岩山で、道は巻いていきますが、引き返して南を見ると、トンガリ山が見えました(写真)。その次の580m+ピークも道は東側を巻いて行きます。ここは戻っても展望はありません。そしてその先にはピンクの荷造り紐が張ってあり、607mピークには行くなという感じでしたが、これが松茸山だからなのかハイキングで迷わないためなのか分からなかったので、まっすぐ607mピークに行き、そのまま南西に尾根を下山しました。だいたいは歩き易い尾根でしたが、544mピークの西側は一番延びた尾根に乗るのに少し苦労しました。最後は笹藪となり、黒石配水場に出ました。害獣避けの金網に沿って歩いて、道路脇に扉を見つけて、無事に出ることができました。ここは尾根から南に林道に降りるのが正解だったと思います。最初も最後も林道を活用できなかった山歩きでした。
展望 ★★☆
藪山度 ☆☆☆
地形図は「谷川」です。
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