「それって、どこ?」と聞かれると答えにくいのですが、藤無山や銅山の北の方の山だと思って下さい。国道29号線から大屋スキー場の方へ曲がって、そのまま東に走り、大屋町若杉の大谷集落から林道を登りました。尾根の先は伐採されています。林道が尾根の先端で二つに分かれている付近で尾根に上がる道を探しました。非常に急斜面の植林で、作業道も見当たりません。結局は斜面を斜めに無理やり登りました。植林で足元は割りとしっかりしているため、なんとか尾根に出られました。ここからはひたすら尾根を登りました。勾配はずっときついのですが、たいした障害物や薮は無いので、気持ちよく登れました。特に700m+付近からの尾根は広く、爽快な空間でした(写真)。810m+まで登るとアセビの薮になり、共同アンテナの残骸がありました。薮を抜けると再び広々とした尾根で、登り始めてから1時間20分ほどで848mピークに着きました。
ここからは北に向けて縦走したのですが、複雑な地形で何度も方向を間違いそうになりました。地形図を見ても、一見してどう歩いたら縦走できるのか分からないくらいです。周囲は植林が多いのですが、コナラの林もあって、新緑が綺麗でした。細尾根が何ヶ所かありましたが、アセビが邪魔なことが多かったような気がします。それでもほとんどは木の間隔が広い気持ちの良い尾根でした。
若杉三等三角点(762.33m)の周囲にはアセビが生えていますが、植林地帯です。三角点の方向に下山したら、間違った方向に行ってしまい、戻りました。正しい方向にはピンクのマーキングがあります。やや急な斜面もあります。植林を抜けて、平坦地に出ました。この付近は地形図では畑のマークが描いてあります。実際には植林ですが、段々に土地が整えられており、かつては畑(または隠し田)だったのでしょう。平坦地の先にある栗ノ下四等三角点(431.73m)を見てから、植林の斜面を下りました。尾根沿いに降りたのですが、地形図では西側の谷に破線道がありますが、この谷は倒木だらけです。地形図の栗下から登ってくる破線道は途中まではあって、作業小屋の付近で終わっているようでした。この付近で谷に降りて、墓地の裏に出て来ました。
ひろびろとした尾根が多く、とても気持ち良く歩けました。下草が無いので歩きやすくて良いのですが、アセビばかりになるのは鹿の食害でしょう。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は[戸倉峠」です。
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