2013年7月27日土曜日

明延から登る須留ケ峰

先週は大杉山に登りましたが、須留ケ峰まで往復しなかったので、今回は明延から須留ケ峰に登ってみました。登り口は旭山野外活動センターにしました。ここからまず林道田渕線を北に歩きました。ほぼ水平道で、途中に幾つか坑道の入り口があり、入口は完全には塞がれていないので、中が少し覗けました。田淵に流れ込む川を渡る付近に、田淵への道標がありましたが、道は崩れていてよくわかりませんでした。さらに、するが峰への道標もありましたが、ここから登ると谷沿いの道になるので、ヒル嫌いの私は川の北まで林道を歩きました。ヒルが嫌いでなければ登山道を登れば滝を見られるはずです。

橋の北も林道は続いています。一番長く延びた尾根の先から登ろうと思っていたのですが、崖のようになっていたので、少し手前の植林に登りました。ここには不思議な物がありました。急斜面に真っ直ぐに溝があり、両側を石積で補強してあります(写真)。上に行くほど細くなっています。材木を滑らせるためにしては手が混んでいます。水を流すためのものだったかも知れません。植林の作業道を探して登りましたが、非常に急なので木の根や伐採された木に掴まって登りました。上の方は自然林となり、狭い尾根に達しました。尾根の向こうは滝のようです。ここからは尾根伝いの登山ですが、細尾根が急斜面になる手前の所で、滝の方の植林から登ってくる道がありました。道があったというよりもロープが張ってあったというだけなのですが、ここが登山コースなのかも知れません。だとしたらすごい急斜面を登ってきています。この先の斜面もかなり急で、登山道らしい道も途中まではあるのですが、後は木の根を掴んだりしながら登りました。古いネットが張られています。斜面の途中で水の音がするのでよく見ると水の通っている管が地中に埋められていました。どこからどこに行く管なのか、検討もつきません。

急斜面を登って標高600m位からは少し楽になりましたが、藪っぽくなりました。673mピーク付近も藪です。周囲が林になるのは、標高750m位からだったと思います。ひどい急斜面はありませんが、登りが続きます。標高900mくらいの急斜面には伐採地があり、シダが一面に生えています。北の方角がよく見えました。ここを抜けると気持ちのよい自然林となり、それを抜けると須留ケ峰山頂に出ました。須留ケ峰二等三角点(1053.48m)と大屋山遊会の木のモニュメントがあります。山頂付近はアシビに覆われています。

ここからは南に尾根を縦走しました。気持ち良い林の尾根を期待しており、実際に最初はそうなのですが、標高1000m付近は南斜面にアシビなどが密生して尾根を覆っており、抜けられないため、大きく東側を巻きました。その後は歩きやすく気持ち良い林になります。この尾根からは明延が見えます。987mピーク付近からは岩が多くなり、尾根は狭くなります。1022mピークには金属プレートのスリガ峯四等三角点(1021.92m)がありました。

1022mピークからは北西の尾根で下山しました。最初は背の高い草やシダが多くて降りにくいのですが、そのうちに植林になると歩きやすくなりました。目指すは地形図にある林道なのですが、降りていった尾根は林道終点の谷の先にあります。そのため谷を渡って西側に移り、林道に出ました。この林道は曲がりくねっていてなかなか標高が下がりません。旭山野外活動センターまで1時間かかりましたが、歩きにくい個所は無く、周囲の植林の美しさは格別でした。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「大屋市場」です。

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