夏の暑さを避けるために北の山に行くことにしましたが、午後からは雨の予想だったので、短いコースを選びました。波賀町原から引原川沿いの自転車道路(かつての森林鉄道)を北に歩き、尾根が川に張り出している所に来ました。ここで道沿いをよく探すと、関電の赤い「火の用心」があったので、巡視路で尾根を登りました。巡視路がないと登る気にならないくらいの急勾配ですが、黒いプラ階段のお陰でぐいぐいと標高が上がり、上野原線31鉄塔に出ました。とても小ぶりの鉄塔です。ここからは自然林の尾根を登りました。地籍調査のピンクテープが木に下がっています。途中で急斜面があり、南側の尾根に移って登りました。登りつめると、赤西口四等三角点(649.01m)がありました。例によって周囲は伐採してありますが、木が伸びすぎていて展望はイマイチです。
三角点からは尾根を縦走ですが、まず標高650mを越す付近で急斜面があります。その先は良い雰囲気の自然林でした。753mピークの手前の登りには、一等三角点かと思うような巨大な「山」と書かれた標石がありました。その西の670m+鞍部に降りる斜面には木の階段が作られており、鞍部にはベンチがありました。南の果樹園からハイキング用の道が作られたようです。しかしさらに西に行くと岩があったりして、ハイキング用とは言えなくなります。急斜面を登ると坂谷三等三角点(815.24m)に出ました(写真)。この付近は植林が多いようです。
三角点からは南西に尾根を歩きました。そのまま南に尾根を降りることもできましたが、さらに西に740m+の鞍部まで急斜面を降りて、その西の尾根に行きました。この780m+の細尾根の南側は、最高級の急斜面です。そして819mピークは宍粟市地積図根三角点のある広い植林で、2011/09/10に竹呂山へ行く途中に通っています。その時のルートを逆に南に尾根を降りました。しばらく降りると標高750m付近の地形がおかしく、変な形に削られた尾根がたくさんあります。これはおそらく鉄穴流しの跡だろうと思います。植林なので変な地形の中を降りても良かったのですが、降りた先の谷がどうなっているかわからないので、安全策をとって尾根を更に南に歩き、810m+ピークから東の尾根を降りました。最後は植林の非常に急な斜面を木に掴まりながら降りて、谷を東側に渡ると林道がありました。そのまま下って行くとすぐにカンカケ林道に出ました。
急斜面はありましたが、藪はほとんどない、一周で3時間半ほどのコースでした。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「音水湖」「西河内」です。
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