2011年9月24日土曜日

倉床の横山三角点


この山のことは[1]で知りました。山の名前は生身山というようです。登り口は揖保川の源流、桑垣の北、富土野トンネルへ道が分かれる手前の、青菜川にしました。「いぼ地蔵」のある所から林道青菜線に入りました。林道の南側の尾根に登ろうと計画していたのですが、急斜面の荒れた植林で、適当な登り口が見つかりません。しかし林道が川を渡る所(地形図とは若干違っています)に尾根が出っ張っており、「たつの坂」という標識がありました。この坂がどこを指すのかは不明ですが、標識の背後の尾根は坂というには余りに急斜面です。しかし登るならここだと思ったので、作業道を探して登り始めました。かろうじて踏み跡が残っていますが、崩れやすくて体を支えられません。結局木に掴まって登ったのですが、木がまばらにしかないため、かなり危険でした。少し登ると勾配も少し緩くなりますが、藪です。そのうちに鹿避けネットが現れますが、急勾配も藪もあまり変わりません。30分近くかかって、ようやく尾根の585m地点に到達しましたが、尾根も藪でした。

尾根を東に歩き、南東に下るようになると灌木が減り、木の間隔が開いてきました。ここから先は自然林のあまり勾配のきつくない登りとなります。最後に急斜面を登ると、荒れた林道に出ました。地形図にある標高700mの道です。砂利が敷いてありますが、かなり荒れています。尾根がばっさりと林道で切られているので再び登り口を探して、足場の良さそうな所から登ると、また気持ちの良い尾根になりました。勾配も緩く、コナラなどの林の中を気持ち良く登って行くと、横山三等三角点(855.07m)がありました。周囲は栗の木が多く、実がたくさん落ちていました。木が育っているので展望は良くありません。

あとは下山ですが、桑垣から延びる林道の南の尾根で降りると決めていました。まず尾根を東に歩きました。尾根は南に曲がりますが、この後は尾根なりに歩いて行くと間違えます。現在地を確認し地形図と見合わせながら、ようやく桑垣に向かう尾根に乗ると、700m付近で林道に出会いました。これは地形図には無い林道で、地形図の林道から延びてきているようです。林道で下山するのはあまりにつまらないと思ったので、そのまま尾根を歩きました。少し降りて、600mの細長いピークの手前付近で北側の植林が伐採されている所があり、ここからは水上山がよく見えました。ここまでにも藤無山が木々の間から見えるところはあったのですが、展望と言える程度に視野が開けたのはここだけでした。高度が下がると徐々に藪っぽくなるのはしかたがありませんが、植林で下草が無いので歩くのは楽です。最後は尾根の外れまで歩いて、人家を避けて植林の中の作業道で林道に降りました。

下山はもっと尾根を歩いて三ツ谷四等三角点経由で下垣内まで行けそうですが、出発点に歩いて戻るのは大変そうなのでやめておきました。最初に登った尾根は藪でしたが、あとは気持のよい雑木林や植林でした。ショートコースとしてお勧めですが、いかんせん場所が山奥すぎるでしょうか。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「神子畑」です。

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