2011年9月13日火曜日

若桜から氷ノ山


これは普通のハイキングです。姫路から氷ノ山に行くのに、兵庫県側と鳥取県側とどちらから行くのが早いか調べてみました。navitimeで姫路城からの距離と時間を調べると、兵庫県側は播但道を通ると102.2kmで2時間52分、使わないと100.4kmで3時間43分かかります。一方鳥取県側だと98.9kmで3時間33分です。どちらもスキー場までの距離で調べています。島根県側は安上がりで比較的早く行けて、しかも登山コースも短そうなので、行ってみました。

姫路からは国道29号線をひたすら北上し、新戸倉トンネルを通って若桜に出て、国道482号線でわかさ氷ノ山スキー場に着きました。navitimeよりもだいぶ早く、2時間ほどで着いてしまいました。車は氷ノ山自然ふれあい館にとめて、オートキャンプ場を抜けて氷ノ山越への登山道に出ました。植林と自然林の混じる気持ちの良い道で、最後はやや急勾配ですが、お地蔵さんと避難小屋のある氷ノ山越に出ました。ここからは尾根歩きですが、チシマザサの間の切り開きを歩きます。チシマザサの背が高く、まるでモーゼが紅海を歩いた時のようです。ブナの林もあって気持ちよく、最後はこしき岩を東側に巻いて、登山道に入って70分ほどで氷ノ山山頂に着きました。立派な氷ノ山一等三角点(1509.62m)と避難小屋、それにトイレ付展望台があります。まだ夏ですが、平日なので誰もいません。氷ノ山は地形図でも須賀ノ山と併記してありますが、なんとなく岡山側の道標には須賀ノ山と書いてあることが多いような気がします。

つぎは三の丸まで縦走です。ここもチシマザサが生い茂っています。こちらの道は少し道幅が狭いので、チシマザサをかき分ける場面もありました。また、木が茂っているところは湿地状態になっており、気を付けないと靴がどろだらけになります。三の丸には宍粟50名山の氷ノ山三ノ丸(1564m)の標識が立っています。展望台に上って雲の多いパノラマ写真を撮ってから(写真は鳥取方面です)、三の丸コースで下山しました。避難小屋とトイレ付展望台を通って、あとはよく整備された道を下りました。この季節はヘビの子供が多く、歩いていくとカサコソとササの中に逃げ込みます。最後はスキー場の最上部に着き、スキー場の中を降りました。木の階段は降りやすいのですが、場所によっては崩れかけており、またスキー場に入ってからは小石の多い急勾配を降りるので、この部分がこのコースでは一番歩きにくかったと思います。

ぐるっと一周して4時間弱で、さすがに道がしっかりしていると歩くのも速いものだと感心しました。姫路からだと往復のドライブと登山と、時間が同じくらいというのはもったいないので、山の上でもっとくつろぐのが正解でしょう。

展望 ★★★
藪山度 ☆☆☆
地形図は「氷ノ山」「若桜」です。

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