姫路市安富町安志から北に林田川を遡ると、安富ダムの手前に安富北小学校があり、そこで東に川を渡ると栃原川を遡ることになります。栃原川と林田川に挟まれた山並みは南北に延びる長い尾根を持ち、北の端には鎌倉岳(725.5m)があります。今回はこの尾根を南から奥中山三角点まで歩いてみました。
登り口は地形図で小学校の北に描かれている林道にしました。鹿避けの扉を通って登っていくと、舗装道路は墓地で終わり、林道はそこで大きく曲がって北に延びています。その後尾根に突き当たって林道は東に曲がりますが、曲がらずにまっすぐ尾根に登りました。植林の作業道があります。あとは主尾根を目指してひたすら登りました。最初は歩きやすかったのですが、途中から倒木が増えて、南側の植林に降りて歩くことが増えました。かなりの急坂です。そして最後は大きな岩が立ちはだかっており、これを巻いて主尾根を目指すと、460m+のピークに出てきました。
ここからは割と歩きやすい尾根で、ときどき西側に展望があります。写真は494m地点から見たもので、手前に518mピークと550m+ピーク、その背後に野々上三角点のある597.7mピークが見えます。この先は倒木が増えてペースが落ちました。西側の斜面に降りて巻けば歩けましたが、あまり楽しめる尾根歩きではありません。倒木を乗り越えて奥中山四等三角点(530.8m)に着きました。三角点付近は展望がありませんが、少し手前からは黒尾山が見えていました。
下山は西へ神社に向かって降りる尾根を予定していましたが、主尾根からこの尾根に降りようとしても倒木だらけで、尾根がどこにあるのかよく分かりません。結局断念して、南側に降りることにしました。南には杤原水尾神社があり、この神社の裏手に延びる尾根にはほとんど倒木がなく、大正解でした。最後は少し藪っぽくなり、鹿避けの金網にぶちあたったので、神社の裏手まで回って出入り口を見つけて神社に出てきました。あとは栃原川から林田川へ歩いて出発点に戻りました。この時に小学校の北で人家が途切れた付近に、鹿避けの金網に出入り口を見つけました。この地点も見上げるとかなりの急斜面ですが、ここから登るのが正解ではないかと思います。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「山崎」です。
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