多賀登山は播磨科学公園都市の西側にそびえる山です。頂上近くで尾根を林道が越えており、ここからだと山頂は間近です([1])。もしくは南の神社から登るのが一般的と思います([2])。しかし今回は[2]にもある北からのルートで登ってみました。
弦谷から登りました。この付近では工事をしており、弦谷から真南に延びる谷には道路ができていましたが、登山には向かないので尾根の先端にある兵隊さんのお墓の裏手を登りました。急斜面をしばらく木に掴まりながら登ると、やや平坦になってきます。ここからは尾根歩きです。
しばらくは落ち葉を踏みしめて気持ちよく歩けました。倒木も若干ありますが、歩くのに困るほどではありません。しかし、東側の展望が開けた後、ネットが現れるととたんに藪っぽくなりました。おそらく陽当たりが良いためだと思いますが、灌木が多くなります。東側はネットで遮られているため、時々西側の谷に少し降りて歩きました。
この後は316mピークで一息つき、さらに尾根を登ると、多賀登山から東に延びる尾根に出ました。ここはネットが張られていますが、西に歩くとネットは終わりました。どうもこの山のネットの張り方は不思議です。尾根にある頭を赤く塗ったコンクリートの石標は新しげですが、その脇に「東急」と彫ってあるコンクリートの杭が倒れていることが多く、地権者が変わったのかも知れません。このまま西に歩くと、多賀登山の山頂に出ました。三原山三角点(441.7m)がありますが、その脇に大きな木の杭があり、「平成二十年二月十一日 第一回多賀登山ハイキング登頂記念」「三日月地区地域づくり協議会西部多賀登山部会」とあります。多賀登山に登ると多賀登山登山だなぁと馬鹿なことを考えました。山頂付近の木が切られており、南に大型放射光施設スプリング8が見えます。
ここからは南に下山しました。東に尾根を進み、南に折れますが、気持ちの良い植林の鞍部を通って、その南で一度ピークを登り返し、440mを越えたピークの所で迷いました。東向きに道がありますが、その先は急勾配の植林です。南側は藪ですが、結局はここを降りて南に延びる尾根に乗りました。南の神社から登る時には迷うことはないのですが、降りる時には迷いやすい地点です。この先、神社の真北の340m+付近にやや平坦地がありますが、その南ではシャベルカーが工事をしていたので、少し戻って東に進路を取り、結局ひょうご環境体験館の奇妙な建物の道路を挟んで向かい側に出てきました。
この工事は、この山にゴミ処理場を作るための土地造成工事だと思われます。山頂の杭も、ゴミ処理場と無関係とは思われません。環境体験館がここに建てられたのも、ゴミ処理場と無関係とは考えにくいのです。今回北から多賀登山に登ったのは、工事のために南からは登りにくくなっているためでした。これからこの山がどのように変わっていくのか、時々北から見に行きたいと思います。近くには作りかけで放置されている金出地ダムもあります。こちらも最近行ってみましたが、一年経っても水位を示す標識が新設されているだけでした。
展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
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