この日は書写山を西から登ったのですが、書写吹の方に行こうとして北の斜面を降りたら間違って西の新在家方面に降りてしまいました。そこで、書写吹の方に戻ることにしました。地形図の上では新在家から東に谷を進めば173m鞍部を通って東に抜けられそうです。しかし実際には実線で描いてある道の東端には建物があり、谷を塞いでいます。無理に抜けるのも気が引けますし、ネットもあったと思います。そこで今回は建物の前で北に進んで尾根に登ることにしました。
最初はやや不明確ですが、建物の北東の尾根を、北に向かって登りました。シダが生えていますが、背が低いので楽です。少し登ると歩きやすくなり、ちょっと岩の多い尾根に出ます。これを東に落ち葉を踏んで歩くと、226mピークに出ました。このピークは完全に藪に覆われています。ここで間違えずに右に曲がって、南東に延びる尾根を歩きました。これは歩きやすい尾根でした。途中岩場で少し道が分からなくなりましたが、尾根伝いに173m鞍部の北まで降りられました。
この先は鞍部からの谷を歩かずに、北の尾根上の道を歩きました。2005/09/10に歩いた道ですが、相変わらず草ひとつ生えていません。さすがに木の階段は朽ちているところもありましたが、何の不満もない道です。幾つかのピークを越して、最後は尾根の東端の平地に降りてきました。この付近には木が少なく、地面は落ち葉に覆われていて、とても気持ちの良い場所です。尾根の道と同じく、ウェルサンピアと関連して一時期は開発が行われていましたが、今は放置されているようです。
今日の目的の一つは、ここから北の山に登ることです。この山は清水谷の西に位置しますが、夢前川に沿って67号線をドライブすると、この山がせり出している場所を通ります。かなり急勾配の山だということが、道から見ただけで分かります。以前は登山道は無いだろうと思っていたのですが、ある日Google Earthを見ていたら、尾根に道があることに気がつきました。ということは単なる藪山ではないらしいのです。そこで、まず川を渡って北に行き、清水谷の山の南の麓に出ました。ここには小さな池があります。この周辺も以前は開発が行われていましたが、今は静かです。
Google Earthには登山道も見えていたので、探しても良かったのですが、面倒なのでまずは尾根まで登ることにしました。この付近の斜面は南向きですがシダが少なく、細い木の藪なので登るのは楽です。しばらく急勾配を登ると、左から道が上がってきていました。すぐに尾根です。尾根にも良い道があります(写真)。木の階段があるところを見ると、これもウェルサンピアと関連があるようです。東の端は最初のピークの手前で道は終わっていますが、上手に降りれば東側に降りられるかも知れません。西には168mピークを通り、最後はウェルサンピアが見える地点で終わっていました。尾根に出る道は、168mピークへ出る道(Google Earthで見えている道)と、もう少し東側の、池に流れ込んでいる川の上流から登る道の二本がありました。
ここから書写吹までは、また川を渡り、笹の草原を抜けて実線道に出る必要があります。ウェルサンピア経由の方が楽です。
書写山の北の山は、ウェルサンピアと関連した開発が行われていたようですが、今は静かな山に戻っています。落ち葉が気持ちよい山ですし、道もできています。展望はせいぜい書写ゴルフ場くらいなので今ひとつですが、ピクニックには最適だと思います。
展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
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