なんと説明したらよいのかわからない尾根ですが、山崎から中国自動車道の北に連なる尾根です。2007/04/28にはその東端の最上山から尾根を歩き、上牧谷三角点付近で倒木に疲れて下山しました。その尾根の続きを歩いてみたかったわけです。尾根は青木の付近から北西に向きを変えて、県道523でいちおう切れています。この付近までを目標としました。
上牧谷三角点を避けるために、北西にある460m+のピークを目標としました。このピークから伸びる尾根は、山崎町青木に達しています。尾根の端の北側標高200mほどの所に建物のマークがあり、ここまでは道がありそうです。そこで、青木の西にある林道から入ることにしました。この林道は谷をぐるっと回って西の尾根に達していますが、入り口のあたりから東の尾根に取り付くことを考えました。
林道の入り口にある獣避けの金網の扉を開けて入ると、すぐ右手に階段が見えます。大変な急階段で、けっこう長いので疲れますが、登ると地形図の建物マーク、青木配水池があります。この先は道がないので、藪に入ります。作業道らしき踏み跡があるので尾根まで登ると、やや深く溝が掘られています。この溝に沿って尾根を登っていくことができます。最近になって思いついたのですが、このような尾根の溝は、むかし山から材木を降ろすときにでも使ったのでしょうか?溝の中に倒木があって歩きにくい場所もありますが、方角としては溝に沿って登れば尾根を登れます。溝の終わりは標高350mほどの広い尾根で、東側は植林です。ここからは頂上を目指してひたすら登ります。
青木から1時間ほど登って、460m+ピークに着きました。北側の上牧谷が見えます(写真)。風が心地よいのですが、風通しが良いために植林が倒れたのでしょう。倒木は処理されて短めに切られているので、その上を歩いて北西に尾根を進みます。倒木だけならよいのですが、間に背の高い草が生えています。特に鞍部まで降りると草が元気よく茂っており、足元の倒木が見えなくなってきます。また、太い倒木は乗り越えればよいのですが、細い倒木には枝が付いているので乗り越えるのも大変です。しばらくは倒木の多い尾根を避けて北側の雑木林を通りました。
再び登りで、また460m+のピークがあります。ここは雑木林ですが、木の密度が低いのでこの付近の雑木林を歩くのは困難ではありません。蜘蛛の巣だけが問題です。このピークからは西に尾根が延びており、青木に戻ることも可能ですが、尾根を辿るために北東に進みます。小さなピークを越えて、すぐにまた460m+ピークがあります。ここから北西に延びた尾根を降りてゆきます。ところどころ切り開きがあります。雑木林の倒木は数が少ないので問題ありませんが、植林の倒木もあって避けるのに苦労します。
尾根が県道523の鞍部と接近している付近の北側は植林で、倒木地帯でもあります。北に降りる道がないか気をつけていたつもりですが、特に良い道があるわけでもないので、そのまま尾根を歩いて398mピークに出ました。この付近も雑木林です。そして、その先の送電線の鉄塔に行きました。播磨西線63鉄塔です。平成9年建設の巨大な物です。足の間の距離が20mくらいあります。
送電線の巡視路で下山するつもりだったのですが、鉄塔の周囲に赤い火の用心の板が見つかりません。東側には登ってくる道があるのですが、これにも火の用心は無く、西側には道すらありません。しかたがないので尾根に引き返し、398mピークから南西に延びる尾根で下山しました。これは大正解で、最初は藪でしたが、最後は例によって溝があり、それに沿って降りると植林に入り、最後は地形図の神社マークに出てきました。小川を渡ると林道があり、獣避けの扉を通ることができます。
このコースは尾根に倒木が何ヶ所かあるので、あまりお勧めはできませんが、他は標準的な尾根歩きです。三角点が無いのが残念ですが、実は地形図を見ると出発点近くの鍛冶屋に155.1mの三角点があるはずです。道路脇を探したのですが、結局見つけられず残念でした。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆ 倒木あり
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