2020年5月9日土曜日

冨土野から大身谷三角点

県道6号線から分岐して冨土野の方向に歩くと、「市兵エ墓」という木の札が立っており、「その昔旅の修行僧が自づから穴にこもり生涯の最期迎えた場所と傳えられる」と書かれています。墓石は見当たりませんが、ちょっと登ると道路に面した尾根の先には岩がたくさん転がっています。目の前は大身谷鉱山の跡地です。これはこれとして、ここから山に登りました。

とても登りやすい尾根で、尾根裾は植林でしたが535mピークあたりは自然林で、得にその先で標高600mに登る付近は急斜面ですが、広く木がまばらな自然林です。少し急登して660m+には「山 字大身谷官林」という標石がありますが、これはあちこちで見ました。そしてここからは植林をゆっくりと登っていきます。ひとしきり登ると共同アンテナの残骸があり、さらに歩いて植林の中に大身谷四等三角点(760.12m)がありました(写真)。

ここからは南に尾根を曲がり、植林の845mピークを通り、徐々にアシビが邪魔になってきます。さらに南に進み標高800m+の尾根には上がらず、北側を巻こうとしました。しかし巻道はなくて、斜面を歩く羽目になりました。ここからは2011/07/30に登ってきた尾根を下りました。細尾根が続きますが、アシビが邪魔で尾根の上を歩けなくて困りました。長い尾根を下って、726mピークに登り、方向を間違えずにさらに東に降りました。ちょっと南に展望があり、共同アンテナの残骸があり、その先で尾根は二つに分かれます。2011/07/30は南側の尾根を登って来ましたが、今回は北側の尾根を降りました。こちらも自然林が続きます。最後は植林で、問題はなく道路に降りられました。目の前は産業廃棄物の中間処理施設です。

3時間弱のショートコースですが、新緑がきれいでした。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「神子畑」です。

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