2020年5月23日土曜日

養父市森からカカナベ峠

 


建屋の石ヶ堂古代村の北、建屋川の西側に三柱神社があります。階段を登るとさらに道があって、立派な神社に着きました。慶応4年の絵馬が二枚あります。神社の裏の植林を登りました。良い感じの里山です。少し登るとネットが現れましたが、古いのであまり気になりません。むしろ枯れ葉に半分埋まった足元のネットに足を取られがちでした。斜面は植林のようですが尾根は自然林です。アシビの藪や倒木もありますが僅かです。281mピークが近づくと、北側の植林用なのか、尾根にも道があります。相変わらず古いネットが続きます。281m地点を過ぎると南下に県道279がターンしていました。この先尾根は厳しい登りになります。ネットに沿って行けば間違いありませんが、この付近のネットは頑丈で、二重になっています。T字に分かれている所もあり、ネットのどちら側にいるかによっては行く手を阻まれます。だいたいは南側で良かったのですが、倒れたネットを北に横切ったこともありました。周囲は意外と自然林が多く、何のためのネットか不思議でした。


520m+ピークまで着くと、北側が伐採されて少し展望があり、一息つけました。しかし一旦下ってから更に登りで、細い自然林の尾根(ネットはあります)を通り、下って登ると植林の518mピークでした。美しい植林が続き、次の480m+鞍部の北は下に林道が見えました。この付近は植林と自然林が混ざって良い雰囲気でした。ちょっと切り開かれて地籍調査の標石のある520m+ピークを過ぎて、500m+鞍部に降りましたが、北側はきれいな自然林でした(写真)。さらに西の540m+ピークに上がりましたが、ここは2014/09/21にカカナベ峠から来ています。アシビが茂っていました。北側すぐ下で伐採をしていたのでびっくりしました。カカナベ峠までは2014/09/21の逆ですが、最初は植林ではなく自然林の尾根を木に掴まって降りていきました。途中から植林に入って、県道279に降りました。ここは地形図では法面があるように描かれれていますが、実際はほとんど崖はありません。カカナベ峠は相変わらず林道須留ヶ峰線の方向は通行止めです。工事予定を見ると平成30年度舗装区間が390mとのことで、その後は林道は延びていないのでしょうか?なお、カカナベ峠を通っているのは県道279ですが、森の側の入り口には須留ヶ峰林道と書かれています。林道から県道に格上げされたのでしょう。


カカナベ峠からは旧道を探して降りました。地形図には谷を降りる破線道があって近道なのですが、見当たりません。しかし谷はあるので、降りて行きました。谷の南側は植林で、トラバースを続けましたが、作業道もほとんどなく、危険すぎるので蛙のうるさい谷に降りました。地形図の破線道は谷の南側に描かれていますが、北側に渡れる所で渡ると石積みのある道の名残がありました。倒木などで歩きにくいのですが、少し行くと堰堤がありました。ここからは少し道がありましたが、その先は倒木で通れなくなりました。ここは南の斜面を上る道があるのですが、途中で見失いました。また危険な急斜面のトラバースとなりましたが、少し行くと地籍調査の杭がありました。かなり斜面の上の方なので驚いたのですが、道があるわけではなく、次の杭までもトラバースでした。結局この後は谷には降りず、林道に出た所で急斜面を降りました。林道から見るとこの谷には倒木を潜って東側に道がありますが、どこかで通れなくなっているでしょう。林道はここで少しターンしてさらに続いてますが、曲がり角に「右おうやみち 左やまみち」と彫ってあるお地蔵様がありました。2体ありましたが、新しいものは古いものの複製でしょう。他には昭和11年の「右さか道」と掘られた石柱もありました。昔はよく利用された道だったのでしょう。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆ 最後の谷は除く

地形図は「大屋市場」です。


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