2020年5月17日日曜日

養父市八鹿町の間谷三角点


この三角点は北近畿豊岡自動車道の八鹿氷ノ山ICを出たところにある「但馬蔵 道の駅ようか」の裏の山にあります。地形図に登山道が描いてあるので行ってみました。道の駅から曲がりくねった道を登っていくと、住吉神社、七面山、天女の湯を過ぎて山は植林になります。ここは間伐モデル林だそうで入っていく道もあるのですが、通り過ぎてドクターヘリ用のヘリポートに行きました。ここから山の方に行くと水道施設のタンクがあります。地形図ではここから破線道が描いてあるのですが、道はありません。しかし踏み跡はあるようなので、それを伝って藪に入りました。ちょっと藪を抜けると自然林になって歩きやすくなりました。しかし道ではなくて踏み跡程度です。そのうちに植林になり、地形図では破線道は北に曲がって少し斜面を横切っています。たしかに作業道のような道がありました。これを歩いて北に向かいましたが、そのうちに見失いました。しかし植林なので歩くことはできるので、しばらく歩くと地形図の破線道が再び山頂に向かう付近は小さな尾根になっていました。そこでここを登ることにしました。植林なのでとりあえず手を使わなくても登れるのですが、とにかく非常に急な斜面です。地形図を見てこんな道はありえないと思ったのですが、実際大変な急斜面でした。しかし踏み跡を探しつつ登っていき、標高350mを越す辺りからは少し楽になりました。そして美しいい植林を抜けて山頂に着きました。間谷三等三角点(431.1m)の標石はかなりすり減っていました。(写真)

山頂からは西に縦走しました。とても歩きやすく、周囲は自然林が増えてきて新緑が綺麗でした。448mピークを過ぎると岩が増えてきました。登れないようなものはありませんが、苔が生えているので滑りがちです。展望はほとんどなく、たまに北の小佐川沿いが枝の間から見える程度です。430m+ピークから南に降りる尾根も歩きやすそうだったのですが、やや歩き足りなかったのでさらに縦走を続けました。アップダウンがなくて楽でした。444mピークの手前には綺麗に苔が生えた大岩がありました。尾根は二手に分かれますが、西に下りました。ここは倒木が多く、いきなり歩きにくくなりました。少し我慢すれば道があるはず、と思っていたのですが、地形図の破線道に相当する道はついに現れませんでした。周囲は植林が増えてきました。500mピークに登り、この先に行くと2019/10/05と同じコースになるので、地形図の破線道のように南に降りました。植林の中で降りやすい場所を探して谷まで降りました。あとは2019/10/05と同じように万々谷で下山しました。谷奥の段々畑は印象的ですが、場所によっては倒木などで通れないこともあって、結構苦労しました。段々畑だけでなく、護岸工事を行っている144m地点の近くの斜面もしっかり石積みで補強されています。先人の努力の賜物のような谷でした。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「関宮」です。

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