2020年5月13日水曜日

若杉の不動滝

大屋の県道48号線を走ると、道路が急カーブする所に不動滝の説明板があります。整備された道を120m歩くと、高さ13mの滝があります。水量が多く、落差は小さいものの迫力のある滝です。

今回の目的はもちろん不動滝を見ることだけではなく、地形図に不動滝の前から描いてある、東の佐治見川に通じる破線道を歩くことでした。まず川を渡る橋がありませんが、不動滝の手前の東屋の付近から岩を伝って楽に渡れました。ここから東に入っていく谷が破線道となります。問題は道があるのかですが、谷の南側に踏み跡がありました。すぐに消えてなくなるかと思ったらそうでもなく、意外と続きました。急斜面の踏み跡なので消えかかった所もありますが、なんとか歩けました。そのうちに踏み跡が消えてきて、谷に降りて歩くしかないかと思っているころに、南側に小さな滝がありました(写真)。水量は少ないのですが何段もあって面白そうなので、斜面をよじ登って見に行きました。岩盤を流れ落ちてくる滝なのですが、降りようとすると急斜面過ぎて危険で降りられなくなりました。しかたなしに、さらに這いつくばって木に掴まって急斜面を登りました。しばらく登ると植林に入って傾斜が少なくなり楽になったのですが、その上はさらに急斜面でした。それにこのまま登り続けると目的の破線道とは分かれてしまいます。そこで斜面をトラバースしました。植林ですが間伐されて木が少ないので滑りやすく、重心を低く取りつつなんとか谷底に降りました。谷底は岩だらけで倒木もありますが、おそらく歩いて登って来られたと思います。

谷底を登っていくと、谷が二つに分かれていました。ここは倒木をくぐって北側の谷に入りましたが、その後でさらに二つに別れているところは谷が歩きにくそうだったので間の植林に登り、しばらくまっすぐ登ってから東に寄って破線道の谷に戻りました。破線道は峠を目指して延びていますが、最後の標高差50m程は植林の急斜面でした。これを登りきって、やっと植林の峠に出ました。ここには2017/08/02に来ています。峠の佐治見川側にも破線道はなかったようです。

峠からは植林を南に歩きました。さして急斜面でもなく、少し歩くと尾根上に西側から上がってきた林道の終点がありました。さらに尾根を登っていくと、再び西側の林道に出会いました。どうやら林道は西側斜面を大回りして再び尾根に戻ってきたようでした。さらに尾根を歩くと、だんだんとアシビが増えてきて歩きにくくなりました。そして、再び林道と出会いました。ここでも林道は歩かずに尾根を歩き続けましたが、細く歩きにくい尾根で、東側に少し降りて歩いていたのですが、だんだん疲れてきて、ちょっと尾根を越して西側に行くと林道がありました。この付近では林道がほぼ尾根上に作られているので、林道を歩くことにして登っていくと、907mピークの手前で別の林道に出ました。この林道は尾根を横切って佐治見川の方向にも延びていました。ここは2014/07/20に藤無山から来ました。今回も前回同様に犬小路支線で下山しました。植林も自然林も美しく、長い林道歩きでしたが楽しめました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「戸倉峠」です。

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