2020年5月27日水曜日

北から登る後山

 


このコースは2015/06/13に登ったコースの尾根違いのようなものです。登り口は前回と同じ戸井の元の中島林道で、前回は途中で東に登ったのですが、今回は林道の終点まで歩きました。終点からはさらに未舗装の林道が延びており、起伏の多い不思議な地形をジグザグに登っていきます。最後は谷の奥で終わりますが、ここまでで標高差200m登っています。谷の奥は藪のようだったので、谷を北に渡って植林の急斜面を登りました。これも不思議な地形で、鉄を採った跡なのでしょう。植林で少し崩れやすい斜面を登りました。ようやく平らになってきた所で木地山四等三角点(943.7m)を探しましたが、見つかりません。植林で地面は落ち葉で埋め尽くされ腐葉土となっていますが、標石を隠すほどの厚さとは思えません。除染作業のように表面の落ち葉や土を全部どければ見つかったと思うのですが、GPSがあるとは言えどこにあるのか分からないので、見つけるのは諦めました。


この先も削られたような地形が続きました。ようやく自然の山らしくなってくるとネットがあり、水音が聞こえました。谷の西側には林道が見えます。993mピークへの登りは植林ですが非常に急で、四つん這いで登りました。そしてこの付近には珍しい大岩(写真)を巻いて登ると西側が伐採地となりました。ネットがありますが、北に展望が広がり、千草スキー場などが見えます。前回も通った1191m地点付近が伐採地のネットのコーナーとなります。しばらく気持ちの良い自然林が続きますが、標高1220m付近から笹が生えています。最初は膝くらいまでですが、徐々に腰くらいになり、最後は背丈ほどになります。それでもかき分ければ抜けられて、東に延びる「おごしきコース」に出てきました。後山の山頂はすぐです。祠と、後山三等三角点(1344.36m)があります。岡山県最高峰ですが、兵庫県では3番めです。周囲の展望は見事です。


下山は登ってきた笹薮を再び降りて、1191m地点の下で尾根を東に降りました。こちらは植林です。最初は気持ちの良い植林で、自然林も綺麗です。尾根には徐々にアシビなどが増えてきますが、少し降りた所に道があり、問題なく降りられました。この尾根にも割れた大岩があり、その下は人工的な地形になりました。この付近から谷に降りてもよかったと思いますが、しばらく高いところを選んで歩いて人工的な地形を楽しみました。最後は作業道があったので、それを辿ると川沿いの舗装道に出ました。ミツマタの多い谷を降りて奥田にでました。


途中で尾根からあちこちに展望がありました。銀竜草とクリンソウも見ることができました。


展望 ★★☆

藪山度 ★★☆

地形図は「西河内」です。


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