ここからは2015/03/28の逆コースとなります。歩きやすい尾根ですが、たまにアシビの藪や倒木がありました。植林で「幸世村直営地界」の標石がたくさんありますが、幸世村が廃止されたのは1955年ですから、戦後すぐのものでしょうか。律儀に幸世村側の植林に背を向けて立てられています。なだらかに登っていく尾根ですが、標高差300mを登らねばなりません。展望所の470m+ピークは相変わらず木が茂りすぎてあまり展望はありません。穴地蔵への道標もありましたが、2015/03/28に行っているので寄らずに登り続けました。最後に標高700mまで上がるところは非常に急で、少し西側に寄って木に掴まって登りました。そして、「御水山730M」という札が立っている山頂に着きました(写真)。
下山は尾根をそのまま弓なりに東向きに曲がりました。675mピークから東に降りてどこかで北に曲がらねばと思っていたら、「幸世村直営地界」がこちらを向いて立っていました。つまりその先は植林なので、境界の尾根はここで曲がっているわけです。そこで、急斜面を北に降りました。急斜面を460m+鞍部まで一気に降りて、500m+ピークまで登り返しました。少しアップダウンすると、山田三等三角点(524.44m)に着きました。東に降りると地形図にある岩に出て、少し展望がありました。岩の北を巻いて歩きやすいが暗いなだらかな尾根を過ぎ、少し降りると350m+鞍部に出ました。南側が植林ですが、植林の一番上に地形図の破線道がありました。作業道ですが、386mピークには登らず、2つの小ピークを南側で巻いて進み、植林の尾根に出ました。この付近の植林はきれいに整備されていて、気持ちよく歩けました。途中に御油と井中の境界の標石がありました。南御油四等三角点(302.03m)は切り開かれたアシビの生えた場所にありました。そしてあとは一気に井中へ下山となりますが、最後は植林とは言え非常に急斜面でした。もう少し地形図をよく見るべきでした。ここにも金網がありましたが、扉がありました。
ゆっくり歩いて一周5時間ほどでした。幸世村の植林はきれいですが、戦後すぐに植えたものにしてはまだ若い感じがしました。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「黒井」です。
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