2019年8月24日土曜日

氷上町井中から登る御水山


氷上町の安全山の北側の井中集落から、西側の山を一周しようという企画です。南側の安全山に連なる山に登ろうと井中をStreet Viewで調べてみると、害獣避けの金網にゲートを見つけました。ここから入ってみるといきなり藪でしたが、それを抜けると植林の斜面になりました。ヒカゲノカズラの間を縫って少し登ると作業道がありましたが、すぐに終わってしまったので尾根を真っ直ぐに登りました。植林で登りやすい尾根でした。標高330m+に平坦地があり、その下には大きな岩が聳えていましたが、ローブがあって助かりました。上りきると伐採され捨てられたたくさんの木を越えなければなりませんが、平坦地からは少し展望があります。さらに植林を登り続けて、南後山四等三角点(442.05m)に着きました。

ここからは2015/03/28の逆コースとなります。歩きやすい尾根ですが、たまにアシビの藪や倒木がありました。植林で「幸世村直営地界」の標石がたくさんありますが、幸世村が廃止されたのは1955年ですから、戦後すぐのものでしょうか。律儀に幸世村側の植林に背を向けて立てられています。なだらかに登っていく尾根ですが、標高差300mを登らねばなりません。展望所の470m+ピークは相変わらず木が茂りすぎてあまり展望はありません。穴地蔵への道標もありましたが、2015/03/28に行っているので寄らずに登り続けました。最後に標高700mまで上がるところは非常に急で、少し西側に寄って木に掴まって登りました。そして、「御水山730M」という札が立っている山頂に着きました(写真)。

下山は尾根をそのまま弓なりに東向きに曲がりました。675mピークから東に降りてどこかで北に曲がらねばと思っていたら、「幸世村直営地界」がこちらを向いて立っていました。つまりその先は植林なので、境界の尾根はここで曲がっているわけです。そこで、急斜面を北に降りました。急斜面を460m+鞍部まで一気に降りて、500m+ピークまで登り返しました。少しアップダウンすると、山田三等三角点(524.44m)に着きました。東に降りると地形図にある岩に出て、少し展望がありました。岩の北を巻いて歩きやすいが暗いなだらかな尾根を過ぎ、少し降りると350m+鞍部に出ました。南側が植林ですが、植林の一番上に地形図の破線道がありました。作業道ですが、386mピークには登らず、2つの小ピークを南側で巻いて進み、植林の尾根に出ました。この付近の植林はきれいに整備されていて、気持ちよく歩けました。途中に御油と井中の境界の標石がありました。南御油四等三角点(302.03m)は切り開かれたアシビの生えた場所にありました。そしてあとは一気に井中へ下山となりますが、最後は植林とは言え非常に急斜面でした。もう少し地形図をよく見るべきでした。ここにも金網がありましたが、扉がありました。

ゆっくり歩いて一周5時間ほどでした。幸世村の植林はきれいですが、戦後すぐに植えたものにしてはまだ若い感じがしました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「黒井」です。

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