2019年8月12日月曜日

岩屋観音から西ヶ嶽

2019/05/25に盃ヶ岳から岩屋観音まで歩いた時に、三岳への道標がありました。そこで、そのコースを歩いてみることにしました。矢代から歩くと大変なので、岩屋観音からはじめました。東窟寺から登り始めましると、途中で般若心経塔の裏のあたりが尾根先となっており、地形図の破線道がそのへんから分岐しているので、そこを登りました。ということで、実は今回は岩屋観音には行っていません。この尾根はひどく急で倒木もあって荒れていましたが、石の階段の名残があって、おそらく道だったのだと思います。途中にも、何かがあったかも知れない平坦地がありました。しばらく登ると水平道があって、これは2019/05/25に通った地形図にある道です。右の岩屋観音の方向にも行っていたので、そちらからも道があるのかも知れません。

最初はこの水平道で縦走路まで行こうかと思ったのですが、行っても山頂までは急斜面だったことを思い出して、途中で山頂目指して登りました。ここもかなり急斜面でしたが、割と楽に尾根に上がれて、「三岳(4時間30分)」を過ぎて、岩谷山の山頂に着きました。藤岡奥村三等三角点(589.21m)があります。

ここから縦走となります。重要な分岐には「三岳」の道標がありますが、迷いやすい所すべてにある訳ではありません。階段も所々に作られていますが、なぜそこだけなのか、理解に苦しみます。もっとたくさんあったのが、落ち葉に埋まったのかも知れません。いずれにしても現在歩きやすい場所は階段とは限りません。地形図で破線道が尾根を横切っている場所には確かに道があり、ここは「三岳(3時間20分)」でした(写真)。この尾根は植林ではなく、全体に荒れた里山という感じで、倒木がたくさんありますが、木の間隔が広くて藪という感じではありません。ただ、歩く楽しみがあるかと言われると、あまりに普通の山でした。特筆するものはなく、展望も得られず、道標のおかげで迷うこともなく歩き続けて、「三岳(2時間20分)」を過ぎ、尾根伝いの登山道とどこで合流したのかも気づかず、登りになってきたなと思うと栗柄への分岐があり、急階段を登ると、2019/06/26に来た主尾根の分岐に出ました。ここから西ヶ嶽までは縦走で標高差は150mほどですが、急勾配と短い平坦地の繰り返しで、意外と厳しい行程でした。途中に「西ヶ岳 l=380m 時間50分」という道標がありましたが、380mに50分かかるほどの厳しい登りということでしょうか?暑さのせいもありますが、疲労困憊して展望抜群の西ヶ嶽山頂に着きました。「三岳(4時間30分)」から2時間20分でした。

三岳まで行く元気はなかったので、西ヶ嶽から下山しました。登ってきた尾根を少し戻ると、「藤岡 l=1,450m 時間40分」の分岐があります。これは非常に急な斜面に作られた階段で、段の上面が板になっているタイプを使っています。落ち葉や小石で覆われていると滑りやすいので要注意です。この階段は長く、登りには厳しいでしょう。階段が終わった所で道は水平に移り(気づかずに真っ直ぐ降りると大問題)、しばらくは尾根を降ります。良い道です。次は谷に入り、谷沿いですが少し斜面に登った林の中を道があります。そして溜池に降りてきますが、この南もまだ渓流沿いの道で、ガレ岩の多い沢もありますので気をつけて降りる必要があります。ちょっと開けた所に出てくると「この先藤岡ダム」というゲートが出迎えてくれました。藤岡ダムまで良い道を降き、ダム周囲の舗装道路は照り返しがきつそうだったので東岸の破線道に入りました。ときどき大きな草が伸びていて避けるのが大変ですが、それ以外は問題なく歩けました。手すりがあるので安心して歩けます。堰堤に出ると日差しが強烈でしたが、この堰堤は珍しく両側が植栽されています。

暑さもあって、正直楽しい山歩きとは言い難かったのですが、長距離を歩きたければ丸一日かけて矢代から歩くこともできると思います。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「宮田」です。

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