2019年8月10日土曜日

八頭町から登る八頭町智頭町境界の下奥三角点

しばらく前に鳥取の八頭町と智頭町の境界の尾根を歩いていたことがありました。同じ尾根に、北の八頭町から登ってみました。登り口は船岡から大江川を南に遡った大江で、ここまではとても良い道があります。まずここで,
集落の中の三角点のある山に登ろうと思いました。ところがこの山はがけ崩れ対策のコンクリートの壁に囲まれており、壁の隙間からアクセスできる斜面は非常に急峻でした。そこで少し南に行って、鞍部へ登ろうとしました。ここには墓地があるので楽に行けそうなのですが、この墓地に行くには民家の庭を通る必要がありました。鞍部に上がってから北に戻ると、山頂には紙屋谷四等三角点(215.73m)と神社がありました。神社といっても小さな建物があるだけですが、中には祠がありました。展望は良好です。

神社から北に戻り、登山を開始しました。すぐに東側から林道が来ていました。この尾根の東側には林道がたくさん作られているようです。ただし林道の入り口はかなり南なので、ここに出てくるにも大回りしなければなりません。尾根は自然林が多いのですが、林道があるくらいなので植林もあります。急ではありますが木に掴まらなくても登れます。少し登ると再び林道が尾根に達しており、その上には石垣がありました。ここはかつて送電線の鉄塔があった場所ですが、今は撤去されています。コンクリートの基石もありません。現在の鉄塔(八東大内線30)はもっと南にありました。ここは切り開かれて良い眺めでした。この先は少し厳しい登りが続き、標高500m付近からは少し楽になりました。544m地点には特に何もありません。このへんは緩い登りですが、東側には林道が見えていました。そして尾根が細くなり岩も少しあって、最後は少し急な斜面を登ると、町境の尾根に出ました。ここへは2018/09/23に来ています。金属プレートの下奥四等三角点(771.47m)があります。伐採されているので展望があり、八河谷付近が見えます。

2018/09/23とは逆コースに南に歩き、広々した場所から少し急な斜面を登って786mピークに出ると、南側は伐採地で、芦津や斜面の崩れた大呂山(2018/10/28に登った)が見えます(写真)。西に尾根を歩いて地形図で破線道が南北に尾根を横切っている場所は、南に行けば虫谷三角点のある尾根ですが、北側は谷で、尾根付近は歩けそうでしたが、先に行ってどうなるかは分からないので、ここからは降りないで更に西に歩きました。こちらは2018/09/02の逆コースとなります。少し歩くと木のない場所に出て、北は日本海まで見えます。ここにはお地蔵様がありますが、このお地蔵様、北を向いているのですが、字を見ると「右あさみ」と書かれているように見えます(2018/09/02に写真あり)。左がどこかは読めないのですが(「おをえ」?)、右が浅見ということは西を向いて置かれていたはずです。峠で右左というのも不思議ですし、尾根伝いに西から来る道があったということでしょうか?

ここの北斜面は降りられないので、少し藪を登り、シダの原っぱの西側から斜面を降りました。急斜面の後は植林で、降りるのには何も問題はありません。すぐ左手下に鉄塔がありました。尾根を降りていくと、自然林になって、少しアシビの藪もありますが、再び植林となって、また西側に鉄塔が見えました。鉄塔付近は伐採されており、八東大内線35鉄塔でした。地形図ではこの付近の西側に破線道があるのですが、ちょっと見てもみつからないので、結局巡視路で降りることにしました。巡視路に従って八東大内線34鉄塔に降り、さらに巡視路を降りました。34の次は32で、33が省略されたようです。32は谷の北側です。巡視路は急な斜面を降りて行き、岩もありますが道があれば安心です。最後は堰堤があり、橋を渡って道路に出ました。西側の谷はかなり荒れているようで、この下山は正解でしょう。

登りの尾根は2キロそこそこしかありませんが、標高差550mありますので、結局登りだけで2時間以上、全部で4時間半もかかってしまいました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「郷原」です。

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