2019年8月14日水曜日

智頭急行山郷駅の東の尾根

山の名前は分かりませんし、とんがった山でもないので名前がなくても不思議ではありません。とりあえずは山郷駅の東の尾根です。登り口は、山郷駅から鳥取自動車道をくぐった所にある中原神社です。裏手の斜面を登ったのですが、最初は滑りやすく、這いつくばって登りました。少し楽になってから自然林を登ると、植林の尾根に出ました。さすがに智頭町の植林だけあって、間伐不足の感じはしますが美しい植林です。緑という点では自然林の方が美しいのですが、木の下の方に葉のない幹だけの植林も美しいと思います。植林でも自然林でも木漏れ日が風で動くのが風情があります。植林の美しさ以外には特筆することはなく、なだらかな尾根です。風もあって快適に登り続け、特徴のない655mピークのあと、ちょっと急登して660m+に登り、それからも小さなアップダウンを繰り返して668mピークに着きました。

前回2017/07/02にはここまで降りてきて、南向きの美しい植林の尾根を降りていったのですが、ここで南に歩いて尾根を降りると出発点まで国道を歩かねばなりません。北側に下山するつもりだったので、前回の逆コースでさらに東に斜面を降りました。それからしばらくの急登の後で、林道に出ました。下りではどちらかというと邪魔だった林道も、登りでは助かります。細かくジグザグではなく、ゆったりと大きくジグザグに作られた道ですが、焦らずに歩きました。林道を歩きながら、下山に適した尾根を探しました。林道は北に登ってから南に折り返すような登り方をするので、北に行った先の尾根を降りられないか、ターンするたびに調べたのですが、最初の2回は外れで、3回目はこれ以上繰り返しても前回の経験からあまり得はなさそうだと判断して、斜面をよじ登りました。今日2回めの這い登りで植林の尾根に出ました。前回シュモクザメの頭と形容した尾根の北の端です。ここからは素直な下山で、方向を間違わないように降りました。ほとんどは植林ですが、時々植林されていない所もありました。急斜面は木に掴まりながら降りていき、最後は川沿いの林道に飛び降りました。この林道は地形図にはありませんが横瀬川の南側に作られており、発電所のところで道路と合流しました。2018/07/14に来た時にはこの道路は一部崩落していましたが、鉄板で補強してありました。Google Street Viewはずいぶん頑張ってこの道を山奥まで辿っていますが、2014年の写真で発電所も写っていません。

今日の目的は植林で涼しい風にあたることだったのですが、予想に違わない美しい植林と台風前の風でした。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「坂根」です。

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