2019年8月18日日曜日

八頭町船岡の下野から登る朽谷三角点

朽谷三角点は、八頭町、鳥取市、智頭町の境界に位置しています。どう登るかは思案のしどころなのですが、とりあえずは北の下野から登ってみました。登り方もいろいろありますが、大江川と和見谷川に挟まれた長い尾根があり、登りやすそうだったので、その尾根先に行ってみました。案の定登れるようになっていて、すぐに尾根を登り始めました。ちょっと荒れた里山という感じで、しばらく登ると壊れた小屋がありました。ここへは東側から道が来ていました。東側斜面は植林で、もう少し登ると東から林道が来ていました。かなり古いらしく、林道にも木が生えています。小谷四等三角点(260.94m)は、そんな古い林道の脇の林にありました。ここからは林道を歩いたり尾根を歩いたりしたのですが、特に350m+の平坦な場所では東側に林道がありました。ただ、斜面を削ってあるので明らかに道なのですが木が生えており、最後は片隅に踏み跡があるだけになったので、尾根に上がりました。尾根にも踏み跡はあって問題なく歩けました。そのうちに周囲はきれいな植林になってきました。勾配は緩いのでゆっくり歩けば疲れません。標高が上がると邪魔なクモの巣も減ってきました。標高500mを越えたあたりの植林は素晴らしいものでした。ここはちょっと急斜面ですが、その上はさほどでもなく、主尾根に出られました。主尾根も歩きやすく、たまにアシビを避けて歩くくらいで、朽谷三等三角点(758.75m)に着きました(写真)。展望はありません。木のT字型の杭?が立木にくくりつけられていました。

三角点から南に尾根を降りると美しい植林になりました。まだ木が若く、間隔も狭いようです。その先の平坦な部分では青色のポールが何本かあって、ロープで繋いであります。鳥類捕獲の許可書があったので網をかけるためのものかも知れません。さらに、地形図で破線道が尾根を横切っている場所にはプレハブの小さな物置がありました。肝心の破線道は見当たらず、どうやってここまで材料を持ってきたのか不思議でしたが、西側は広く伐採されていますし、道もあるのでそちらから運んだのでしょう。道がないのでここからの下山は諦めて急斜面を760m+まで登りました。ここは2018/09/02に南から来ています。東に歩いて、八東大内線39鉄塔に出ました。周囲は広く伐採されています。暑いのですぐにシダ藪を突っ切って林に入りました。これは巡視路なのですが、次の八東大内線38鉄塔へは黒プラスチックの階段があるものの、一部ではシダに覆われて足元が見えず、鉄塔近くでは地面ともども階段が崩落していました。なんとか鉄塔に着くと、すぐにシダ藪を突っ切って林に戻りました。この先では鉄塔には寄らずに2019/08/10と同じように尾根を降りて行くつもりでした。下山なので適当に林を降りていけば良いかと思って歩いていると、自分が歩いているのは前回降りた尾根ではないことに気がつきました。西寄りの尾根なので、そのまま降りれば谷に向かってしまいます。そこで尾根の中央に向かおうとしたのですが、斜面を登らずに東にトラバースで突っ切ろうとしたところ、背の高い草の密集地に入ってしまいました。登るのも難しく困っていると、向こうに鉄塔が見えます。鉄塔まで行けば巡視路があるだろうと考えて、背丈くらいの草の生えた急斜面を斜めに突っ切りました。この八東大内線37鉄塔はGoogleの航空写真では切り開かれた場所の中に立っているのですが、その伐採地が数年たって大きな草で完全に埋め尽くされたようです。足元が見えないのですが、航空写真にもある丸太が斜面に横に置かれていて、それを使ってなんとか鉄塔に着きました。しかし巡視路は見当たらず、どちらも急斜面なので、結局草の茂った急斜面を登ることにしました。なんとか登りきって林に入ってもさらに急斜面が続き、疲労困憊しました。尾根の中央の636m地点近くから前回同様に下山しましたが、鉄塔の方向はなんとなく避けたため、途中で東に寄りすぎてしまいました。それでも最終的は無事下山できました。

下山はひどい目に会いましたが、最初から尾根の中央に行けばよかっただけです。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「郷原」です。

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