千ヶ峰から多可アルプスを北に行ったところにあるマタニ山には何度も行っており、最近では2025/05/01に加美区の清水から登っていますが、その前に2015/07/04に西山から登っており、今回はほぼその逆コースです。轟の北で送電線が杉原川(と国道427号線)を横切っており、これの巡視路で登ろうと計画しました。轟には地形図では寺がありますが、これは墓地の端に美しいお堂が建っているだけです。ここの道を北に行くとすぐに林に入る林道の分岐があり、これを歩くと害獣避けの扉がありました。これを抜けるとしばらく植林が続きますが、植林へ入っていく分岐はいくつもありました。しかしこの付近の植林は下草が多く、あまり踏み込んでいく気にはなりません。地形図には建物が二つ描いてありますが、これらは水道施設です。この脇に、期待通りに赤い「火の用心」が立っていました。
ここから巡視路歩きとなります。わかりやすい巡視路で助かりました。シダの多い植林を登ると、草の生えた古い林道に二回出会いました。この付近から少し巡視路が流されている場所がありましたが、黒いプラ階段と、赤と白のテープが何本か巻いてある木が目印となりました。岩や倒木が増えてきますが、巡視路で谷を登って行くと、391mピークの北の鞍部に出てきました。391mピークには行っていませんが、四角い岩が立っていました。巡視路はここから急斜面を登り、途中に「通称名 森ケ谷」という表示がありました。斜面なのでどの谷のことかよく分かりませんが、391mピークの西側の谷でしょうか。巡視路は斜面を登ってから北に向かい、尾根に出てくると左右に別れます。右がこの尾根に立っている奥多々良木線二七鉄塔で、左が二六鉄塔への巡視路です。二六鉄塔に向かうと、巡視路は植林の斜面を登らず、北に向かいます。そしてかなり長く歩いてから尾根に上がりました。ここは2015/07/04に下山してきた時に巡視路を見失った尾根です。赤い「火の用心」はあるのですが、尾根の中央ではなく南に少し降りたところにあるので、尾根を下っていたら見つけるのは無理でしょう。岩のある尾根を登っていき、最後の急斜面を登り切ると奥多々良木線二六鉄塔がありました。かなりの急斜面に立っています。森ケ谷四等三角点(658.99m)は木の間です。
2015/07/04に降りてきた尾根を登りました。最初は巡視路なので整備されています。奥多々良木線二五鉄塔に着くと、ここは2025/05/01に登ってきたところです。西に歩くと南側の下方に林道が見えました。最新の地形図ではここまで達する林道が描かれています。この林道で登れば楽でしょう。706mピーク付近には囲いしか残っていない轟無給電中継所があり、この先も歩きやすい尾根が続きました。ときどきアセビの藪があり、雨の後なので服が濡れましたが、通り抜けるのは容易で、森林基幹道 千ケ峰・三国岳線」に出ました。展望が良く、正面に多可ラベンダーパークが見えましたが、ラベンダーの紫色は見えません(写真)。ちょっと高い法面をよじ登ると、残りは標高差60mほどの自然林です。藪と呼ぶ人もいるかも知れませんが、障害物があるわけではなく、道がないだけです。登り切ると多可の天空と呼ばれる稜線で、南に少し歩くとマタニ山の名称のもとになっている深谷山三等三角点(927.94m)があります。
この稜線の道は素晴らしく整備されていますが、背の高いアセビが両側から伸びてきており、ここでも服が濡れました。南に歩いて、872mピークで「千ヶ峰」「またに山・三国岳」という直角の道しるべを曲がらずに歩いていって、南東に尾根を降りました。道と呼べるものはありませんが、問題なく降りられて、「千ケ峰・三国岳線」の法面も低くて簡単に降りられました。この森林基幹道でこの尾根は切られていますが、地形図では少し西に行った所から破線道があり、それで下山できそうに見えます。ガードレールを跨いで降りてこの道を探しましたが、道のあったところで斜面を補強したようでした。藪なので結局はこの道を探すよりは切通しのすぐ脇でガードレールを越えるのが正解でした。
そのまま2015/07/04の逆コースを歩きました。長い尾根ですが、歩きにくいところはありません。しかも途中から尾根沿いに道があり、739mピークは西側を巻いていました。仙道というよりは幅の広い道ですが、歩いているとあらぬ方向に降りていってしまう可能性があるので、なるべく尾根を歩きました。道はだんだん尾根に作られた溝のようになり、倒木などもあって歩きやすくはありませんが、ずっと続いていました。西山三等三角点(800.09m)は自然林の中にあり、付近の地形はよく分かりません。溝は続いていますが、降りていっても西から降りてきて終わっている林道があるだけでした。結局適当に尾根らしい所を降りていき、溝を辿って東の方に向かいました。地形図には破線道がターンしている所があり、ここには確かに道がありました。2015/07/04には問題なくこの林道で登って来ています。今回は林道は使わず東向きに降りました。ちょっと斜面を降りると歩きやすくなり、少し登って500m+ピークの端には共同アンテナの残骸がありました。ここからは地形図通りに急な斜面ですが、問題なく降りられました。途中で何度か林道が尾根を横切っていましたが、どちらに歩いたら良いのかわからないので、そのまま植林を真っ直ぐに降りました。最後に植林に出た時には下に家の屋根が見えていたので、そろそろ潮時と思って北に林道を歩くと、害獣避けの扉を通って巨大な堰堤の下に出ました。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「丹波和田」です。


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