寺前の北の方にある入炭山の南の尾根の分岐に802mピークがあります。ここは2016/10/09に北の長谷から入炭山に登った時に通って、北寄りに為信神社へ降りました。今回は大河から送電線の巡視路を使って登ろうという作戦です。しかし問題は巡視路の登り口がどこにあるのかがわからないことです。だいたいのカンで、大河から播但線の線路に沿って歩きました。人家が切れた先にも道があり、突き当りに扉があって、その内側に赤い「火の用心」がありました。大当たり、というわけでここから植林を登りました。よく整備された道を登ると、市川発電所に水を送っている水路に出ました。蓋がしてあります。送電線は北にあるので、北へ歩きました。しばらく歩き、送電線の下を通ると水路の山側に「火の用心」がありました。この付近は植林といっても藪に近いのですが、巡視路を登ると大回りして播磨中央線二七鉄塔に着きました。
二七鉄塔からは巡視路で植林を登りました。赤い「火の用心」がなくても、黒いプラ階段があるので巡視路だとわかります。ネットの南側の急勾配の植林をジグザグに登ると、標高450mを過ぎた付近は大きな岩がたくさんあります。この付近から北に少し行くと、播磨中央線二八鉄塔に着きました。ここは良い眺めです。この付近から雪が増えました。標高600m付近は再び大きな岩があり、急勾配です。巡視路は階段だけでなくピンクのマーキングもあるので、あまり見失わずに登れました。途中からピンクのマーキングには地籍調査のものも入ってきたので、青いマーキングのほうが確実でした。ひたすら急勾配を登り、標高700mを超えて緩やかになった所に「火の用心」がありました。2016/10/09に北の二九鉄塔へ向かった地点です。この付近は勾配は楽なのですが藪があります。標高750mからは尾根歩きですが、途中にも「火の用心」があるので三〇鉄塔への巡視路への分岐なのでしょう。802mピークにも「火の用心」が立っていました。(写真)
802mピークから南の尾根は2009/09/26に歩いていますが、雪景色でだいぶ趣の違うものになっていました。植林はきれいでしたが方向には気をつけて、600m-の鞍部を過ぎて急斜面を登り、西向きの尾根に向かいました。この付近は意外と分かりやすく、その西の尾根も細いながら自然林で歩きやすかったのですが、その先は困りました。地形図で見ると斜面を降りなければならないのですが、マーキングが見つかりません。結局植林をかなり先まで行って、西に斜面を降りながら北に方向転換して510m+の鞍部に出ました。後から考えると、かなり手前で降りるのが正解だったようです。とにかくここからは尾根に上がって南に歩き、アップダウンしながら595mピークを過ぎ、大河四等三角点(597.77 m)に着きました。ここは2012/10/14に南から来ており、飛ヶ丸という名前のようです。
下山は適当に西に向かって降りようと思っていたのですが、あまり降りやすそうな斜面がなく、ブルーのマーキングのある方向に斜面を降りました。最初は非常に急でしたが、標高が下がって雪が消えていったので楽になりました。斜面も降りていくと徐々になだらかになりました。ネットがあり東側が植林だったのでそちらを降りました。徐々になだらかになってきたのは良いのですが、目指していた地形図の破線道が見当たらず、だいぶ下まで降りてしまいました。慌てて斜面を北向きに作業道を探しながら歩いていくと、小屋がありました。2010/04/03に通った「坂のお地蔵さん」でした。ここからは北に林道を降りましたが、地形図にない林道が延々と続きました。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「長谷」「生野」「粟賀町」です。
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