2024年5月26日日曜日

宮ノ北から登る水剣山

 


水剣山にはいろいろな方向から登っており、2018/12/24には北から登りましたが、今回はそれと似た方向の宮ノ北から登りました。宮ノ北から東に県道546号線を入ると、南の山裾に墓地があります。この裏手の山は金網があって入れないのですが、すこし県道を東に行くと問題なく山に登れます。何のための金網かよく分かりません。この登り口は地形図の破線道なのですが、谷道で登り続けると急斜面にぶち当たりそうだったので、すぐに南の尾根に上がりました。この急な尾根を登り続けて、五位垣内四等三角点(446.57m)に着きました。五位というくらいなので、やんごとなきものを探したのですが、共同アンテナの残骸があるだけでした。


三角点からはずっと尾根歩きです。とは言え目的地の水剣山までは標高差400m以上あります。少し歩くと西側下に林道があり、地形図でも西の谷に林道があります。この先は急斜面で標高500mに達すると、南側から林道が尾根で折り返していました。この先は倒木地帯を過ぎ、地形図通りの急斜面を登り、2018/12/24に登ってきた付近を過ぎてまた急斜面を登り、740m+ピークに達しました。少しアップダウンを繰り返して759mピークに着きました。この付近で生まれたての子鹿に会いました(写真)。ここからは南に尾根を登って行き、ケルンのある北西ピークに着き、すぐに水剣山の山頂に着きました。蔦澤三等三角点(871.79m)があり、山崎方面の展望があります。


下山は北西ピークに戻り、2009/08/29の逆コースで明延に降りました。この尾根は登りでも苦労したようですが、下りでも見通しが効かず迷いやすい所が多く、方向がわかっても急斜面で降りられず、迂回しようとして岩場を降りてしまったりして非常に危険でした。標高730m付近と620m付近では木や根や岩に掴まって急斜面を降り、トラバースし、登り、冷や汗をかきました。お勧めできない尾根です。下っていくと地形図では尾根に破線道がありますが、道はありません。しかし520m+から西に降りていくと、北が伐採地で下に林道が見えました。斜面を下って林道に出て下山しましたが、ミツマタの藪を何度か抜けました。最後は谷沿いの林道の終点に出ました。谷の橋は消滅していましたが、問題なく林道に渡って明延に下山できました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「山崎」です。



2024年5月15日水曜日

冨土野の市境の尾根

 


新緑の季節なので美しい林を見ようと宍粟市と大屋市の境の尾根を歩きました。何度も歩いている尾根ですが、今回は冨土野から少し奥に入った人が訪れる気配のない別荘地帯の東側から登りました。谷を少し奥に行くと急斜面に作業道の名残らしいものが見えて、これを南に歩いて尾根の先に出ました。ここから最初は急斜面の植林を登りましたが、すぐに緩やかになりました。登りは続き、アセビも生えていますが、稜線の手前で林道に出ました。この付近は2020/05/06に歩いていますが、その時にはなかったような気がします(が、Googleの航空写真には写っています)。この林道は稜線沿いにずっと続いています。稜線に近いと尾根が半分林道で削られていて、尾根上は歩きにくくなっていました。しかし林道を歩かなくても尾根もだいたい歩きやすく、古屋山三等三角点(760.02m)に着きました。


古屋山からは2020/05/06に降りた南の尾根の新緑が美しいのですが、歩き足りないのでさらに北に歩きました。斜面を降りていくとまた林道が西側に見えて、古屋山を巻いているのかも知れません。新緑を見ながら歩き、大路四等三角点(822.47m)に着きました。ここから2016/08/27の逆コースで下山しました。アシビの藪を少し抜けると、岩場がいくつかあり、気をつけて巻きました。植林もありますが、新緑の美しい林(写真)が続いた後で、いきなり林道の上に出ました。2016/08/27にはこの法面をよじ登ったのですが、降りるのは難しく、尾根をかなり戻って西側の植林を降りました。急斜面を木に掴まりながら降りていき、林道に出ました。この付近は木材の積み出しが行われており、荒れ気味の道を別荘地帯まで戻りました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「大屋市場」です。



2024年5月14日火曜日

赤西渓谷南の尾根

 


赤西川と八丈川の間の尾根を歩きました。起点は赤西渓谷側で、道路が川を北側に渡る手前に尾根が張り出しています。ここは見上げると非常に急ですが、木や根っこや岩にしがみついて登ると、意外と登れました。急斜面の上まで上がっても急な尾根が続き、少し楽になったのは標高450m付近からでした。もちろん登りは続き、609m地点で一息ついた感じでした。それから少し楽になりましたが、標高650m付近からまた急斜面でした。763mピークには大きな頭の赤い標石があります。ここは2013/07/13に来ました。


歩きやすい尾根を西に2013/07/13と同じように歩きました。南の果樹園の北の付近にベンチがありました。この西は岩場が続き、苦労して巻きました。急登も何度かあり、坂谷三等三角点(815.38m)に着きました。10年で背後のアセビが大きく育ったようです(写真)。普通の標石はともかく三角点を赤く塗るのはどうなんでしょう。三角点から南西に尾根を下り、西に下って740m+からまた登って819mピークに出ました。ここからは2011/09/10に竹呂山に行ったときと同じように尾根を歩きました。斜面を降りていくと植林で南側には林道があります。南側の地形は鉄穴流しの跡のようですが植林になっています。作業道が北に横切るところもありましたが、北側は急斜面です。徐々に登りになり、地形図で林道が尾根に達している付近では、地形図よりはだいぶ手前でしたが尾根で林道がターンしていました。登り続けて834m地点に着くと北東側が伐採されており、雑草も生えずに気持ちの良い草原になっていました。ここは2011年には伐採されていた場所なので、藪になっていないのは奇跡的です。南側は暗い植林なのでそのコントラストが明確でした。


834m地点からも緩やかな尾根を登っていきましたが、竹呂山は遠いので途中で赤西渓谷に下山することにしました。ちょっと尾根を探して下っていくと、急斜面はありますが藪のない尾根でした。最後に道路に降りる所はさすがに急斜面でしたが、登りにも使えそうな尾根でした。あとは観光化された赤西渓谷を歩いて戻りました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「音水湖」「西河内」です。



2024年5月2日木曜日

桜尾山

 


これは智頭の西、岡山県と鳥取県の県境の山です。「さくらおうざん」と読むらしいです。登山記録を見るとほとんどは南から登っていますが、鳥取自動車道で智頭に行って東から登りました。県道6号線を西に走り、口宇波で新見川と分かれて西の物見峠の方に行き、橋を渡った所から歩き始めました。尾根の先の方に向かって斜面を斜めに登り、尾根に上がれば快適な植林でした。桜尾山までは標高差500m程ですが、3kmもあるのでゆっくり登れました。ときどき腐葉土に銀竜草が生えていました。植林ばかりというわけでもなく、新緑もきれいでした。秋にも来てみたいものです。暗い植林と明るい緑の自然林が対象的でした。ちょっとずつ急斜面がありますが、藪はありません。写真は587m地点の手前です。834m地点に着くと、県境の尾根です。ここも広々しており藪はほとんどありませんが、アセビが邪魔なことはありました。急斜面もあり、特に桜尾山の山頂手前は倒木もあって登りにくい急斜面でした。そこを登り切ると、物見反射板のある桜尾山の山頂でした。反射板には木が迫っていて、反射板として機能するのか心配でした。物見峠三等三角点(956.26m)があります。


下山は県境の尾根を戻りました。登りは迷わなかったのですが下りでは間違いやすい所がたくさんありました。834mピークからは南に県境の尾根を下りました。美しい植林です。そのまま降りていくと物見峠ですが、途中から東に尾根を下り、金属プレートの白玉上四等三角点(746.61m)に行きました。ここから北に降りようと思っていたのですが、意外と急斜面だったのでさらに東に尾根を降りました。標高550m付近まで下ると東側に林道が見えました(その前に北側にも見えました)。降りようと思っていた東向きの尾根を林道が巻いていました。ここは林道を歩かず、さらに尾根を降りて、次に林道と出会った所から林道を下りました。あまり大回りせずに県道6号線の上に出てきましたが、そのまま林道を北に歩くといつまでたっても県道には繋がらず、ついには林道は終わってしまいました。これは航空写真を確認すべきで、県道へは南にある県道のカーブの所でつながっていたのでした。しかたないので急斜面を降りて墓地の所で県道に出ました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「大背」です。