2022/10/29に大屋川沿いの横行から大屋市と宍粟市の市境にある十年三角点に登りましたが、今回は違う方向から登ってみました。横行集落の北で但馬アルペンロードから分かれて、前回に降りてきた道を登っていきました。この付近は地形図で等高線の幅が広く、何かありそうな感じですが、一番下は畑でススキが茂っています。そこを避けて通り過ぎ、石垣の終わりから植林に上がりました。地形図の破線道と同じようなルートで、植林に入ると破線道と同じ場所に道がありました。これを登ると小屋があり、その先で道は不明瞭になりましたが、少し藪を抜けると林道に出ました。この付近には立派な石垣があります。この林道は南から上がってきているようで、よく整備されています。植林を抜けて歩くと、ワイヤーロープが張られ、ラジキャリーが下がっていました。まさに木材積み出し中という感じでした。林道は二股に別れていますがどちらもこの付近で終わっていました。その先を少し植林の中を歩きましたが、石積みがあって以前は畑だったのでしょう。気がつくと地形図の破線道を歩いており、細い道ですが植林の斜面を水平に北に続いています。下を見ると但馬アルペンロード(普通林道横行線)が見えます。どこから登るか悩みましたが、道が尾根先を回る所が一番登りやすそうだったので、そこから登り始めました。急斜面ですが植林なので登れます。しかし標高差100mほど登って西の尾根と合流する付近は自然林で、地面は崩れやすく、トラバースは疲れました。合流してからも足元は砂地に落ち葉が乗っているような感じで疲れました。標高700m付近まで登ると平らになり、楽になりました。ここからは自然林が多く、黄葉は終わりに近い状態でしたがまだ綺麗でした。まだ標高差300m近くを登る必要があり、826m地点の手前や、標高900mの手前などは急斜面でした。藪も少しありますが、葉を落としたコナラ類の林が綺麗でした(写真)。そして登り始めて2時間ほどで975mピークに着きました。西側は植林です。
北の992mピークが見えますが、その先は降りられそうもないので南に植林を歩きました。953m地点からは2022/10/29の逆コースとなります。北の谷が平坦で広いのですが、降りると先は谷になってしまいます。少し登ると自然林で、西に歩くと十年三等三角点(1039.31m)に着きました。ここから西の市境の稜線は起伏は少ないのですが曲がりくねっていて、方向を確認しつつ歩きました。ここは2012/09/03には逆方向、2021/11/10には途中から西に歩いています。植林なので林道がありますが、下山するにはどう歩いたら良いものかわかりません。とりあえずは植林の中を市境に沿って歩き、1080mピーク付近まで来ました。少し北に歩いて、西に曲がった付近で北側下方に林道があったので、ここに降りました。この林道は明らかに西が下りだったので、そのまま西に歩き、分岐で下りの東向きに曲がりましたが、かなり歩いて終点に出てしまいました。林道には頼れそうもないので、戻って降りやすそうな尾根を降りました。すぐに林道が横切っていましたが、これも頼りにならないので尾根を降り続けました。また林道があり、このまま尾根を降りると谷に出そうだったので林道を東に歩いて別の尾根まで移動し、それを降りました。この尾根の先は急峻なので東方向に降りていくと、林道がありました。法面が高くて降りるのに少し苦労しましたが、林道に出ればあとは良い道で、但馬アルペンロード沿いの木材の集積所に出られました。あとは但馬アルペンロードを歩いて横行に戻りました。途中には滝がいくつもあり、平家が城跡などもありましたが、長い道のりでした。
この付近の林道の繋がりを航空写真でよく確認すると、市境の南の林道を含めてすべて下山した大屋川沿いの但馬アルペンロードから延びているようです。そういえば南の引原川沿いには整備された林道は見当たりません。1080mピークまで行かず、もっと東で降りるのが正解のようですが、林道は迷路のようです。航空写真を見ようにも圏外なので、航空写真を印刷して持っていくのが良いかも知れません。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「戸倉峠」です。
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