2021年12月11日土曜日

吉永町都留岐の城山

 


岡山国際サーキットの南にある城山を、東の大股から尾根伝いに行ってみました。大股から城ケ畑池に向かう道には、レジャー目的の車は侵入しないようにとの吉永町からのお願いが立てられています。この道を少し歩いて、東に突き出した尾根の先から登り始めました。木のまばらな急斜面を登ると岩が聳えていましたが、ちょっと回り込んで登れる場所を見つけました。岩の上は灌木のまばらな藪で、少し登って220m+から北に歩きましたが、ちょっと展望があって八塔寺山が見えました。しかし枝が邪魔で歩きにくく、260m+から西に曲がって標高300m付近に来るとシダも生えていました。この先最後まで山の雰囲気は変わりません。灌木の疎な藪でシダが膝くらいまで生えていることがある、という山です。ピークや鞍部では多少の切り開きがありました。アップダウンがあるのですが、方位をちゃんと確認しないと景色だけからではどちらに歩いたらよいのか検討がつきません。320m+ピークから北に降りた280m+の鞍部は西の端を歩くのが楽でした。その北の310m+も、北に降りる所を探すのに苦労しました。シダ藪に踏み跡があるところが多いのですが、見失ってしまうことも多く、適当に歩きました。そして大藤下四等三角点(329.23m)に着きました。標石はシダに隠れていました。


三角点から先も灌木とシダの藪が続きました。この付近には道があって、それを使うのが正解と思います。二つのピークを越えて西に曲がって250m+の鞍部に着きました。地形図には破線道が描かれていますが、ここは浅い切通しで、古そうな道が通っていました。ここから西に登るところは急斜面がシダで覆われていました。足元が見えないのが問題で、木に掴まって登りました。350m+まで登っても最初はシダ藪でしたが、徐々に開けた感じになってきて、道もありました。390m+ピーク付近はシダ藪でしたが、真ん中に石積みがありました(写真)。これは近くの山でも見ましたが、この上にお地蔵様が載せられていたのではないかと勝手に想像しています。しかしその割には付近に道はなく、西に藪の斜面を降りました。降りてもすぐに道はないのですが、ピンクのマーキングが現れました。サーキット場の音も大きくなりました。そして徐々に道らしくなり、西に植林を直登し、今度は黄色いマーキングに従って南に歩きました。この道は少し西に行ってから南に曲がり、350m+ピークを横切って西に行きますが、城山の手前の鞍部で北に向かってしまいました。ここから城山へはマーキングがなく、急斜面の藪を登りました。城山の山頂には都留岐三等三角点(407.05m)がありますが、他には何もなく、展望もありません。名前は城山ですが特にそれらしい地形は見られませんでした。


城山からの下山は南に藪を降りました。最初はやや手強い藪でしたが、すぐにこれまで同様の灌木の藪になりました。見通しも効かず方向が定まらずに彷徨いながら降りていきましたが、突然共同アンテナが現れ、そこからは電柱があったのでそれに沿って降りました。これも少し怪しくなる場所がありましたが、2つ目のアンテナを過ぎた付近からはわかりやすくなり、最後は墓地に出てきて道路(県道90)に出られました。


灌木とシダの藪ですが、この付近の山の自然な姿だったと思います。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「日笠」です。



0 件のコメント: