最近よく歩いている和田山町の山ですが、円山川北側の山で室尾山と光明山の間の尾根は歩いていません。今回はこれを目指しました。登り口は和田山町林垣です。随泉寺の墓地から害獣避けの扉を開けて上がっていくと、八十八箇所の石仏が並んでいる道に出ました。割と新しいもののようで、道もよく整備されています。地形図の破線道にだいたい沿って登って行き、最後は大きめの石仏があって、巡礼はそこから東の尾根道で下山するようになっていました。石仏の先も登山を続けましたが、道というほどのものはなくても踏み跡がありました。そして230m+の小ピークに来ると、堀切らしいものがありピークは平らなので、山城らしい感じがしました。後で調べてみると今年の6月に発見されたばかりの「林垣随泉寺城」のようです。もうちょっと登ると金属プレートの林垣四等三角点(312.43m)に出ました。木が邪魔で展望は東に限られています。
ここから北に尾根を降りて、ちょっと荒れた里山の尾根を登りました。この付近は植林が稀で雑木林が多く、まさに里山の感じがします。そして420m+の主尾根に着きました。ここが朝来市和田山町と養父市の境界です。まず西に荒れ気味の尾根を歩いて奥米地二等三角点(448.67m)へ行きました。この付近は尾根に道が作られていたようですが、木が伸びたりして歩きにくくなっています。奥米地三角点付近の地形はなんとなく不自然で、人手が入っているのかも知れません。地形図にある南西に円山川へ降りる道は見つかりませんでした。
ここからは引き返して東に歩きました。490m+の小ピークは室尾山が見えます(写真)。ちょっときつい登りで500mピークに達するとあとは歩きやすく、金属プレートの黒谷四等三角点(535.51m)を過ぎ、尾根が少し狭くなりましたが、快適に歩けました。470m+の尾根の端では間違えて北に行ってしまい、戻りました。497mピークから北東は地形図どおりに広い平坦地です。そして朝日三等三角点(494.74m)からは東に向かい、尾根の先で南東に斜面を降りました。降りた鞍部は少し掘り込まれていましたが、南に道はありません。ちょっと登って東に歩き、次の鞍部も堀切かと思うような切れ込みがありました。しかし、切通しにしては南に降りる道がありません。この東を少し登ってから南に降りて長い尾根に乗りました。最初は植林で歩きやすく、その後も歩き易い雑木林でした。最後の270m+に登る前の鞍部も切通しのようでしたが、道はありません。堀切だとすると城跡かも知れませんが(これが和田城?)、南側には特に何もなく、そのままだんだん急になる斜面を南に降りて、最後は西の植林の谷に降りると、金網の端に扉があって人家の脇に出られました。
三角点を4つ巡りましたが、実は道を歩いて林垣に帰る途中に市場公民館四等三角点(110.44m)があって、5つでした。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「八鹿」です。
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