ちょっと地味で短距離の山登りに行ってきました。国道429号線を三方から東に走り、百千家満を過ぎて笠杉トンネル方面に右折するところを直進して、県道6号線をちょっと北上して車をとめました。目指すは429号線の北側の尾根です。細い尾根が南に延びているので、まずそれを横切る舗装道路を上ってみました。人家に近づかないように、坂の頂上の手前から北の植林に入りました。金網が2列ありますが、一つは簡単に越えられました。もう一つは手強く、地面と少し隙間のあるところを見つけて潜り込みました。岩の多い植林の山ですが、ピークを越して北の鞍部に出るとまた金網がありました。これには扉があり、全開はしないのですが通ることができました。その先は植林の坂です。西側下には県道が見えており、この地点まで植林を登ってくれば金網に悩まされることはないと思います。
登っていくと自然林になって落ち葉を踏んで歩くことになりました。北と西側に展望のある場所があって、紅葉の山々を楽しめました。ピークに着くと岸田三等三角点(521.38m)がありますが、周囲にはコンクリートの基礎があって、以前は通信設備か何かがあったのかも知れません。「点の記」も見てみましたが、登山途中に共同アンテナがあるとだけしか書かれていません。基礎の中には太い植林が生えていますので、かなり昔に作られたもののようです(写真)。この付近は植林ですが、三角点の東側は倒木が多く、抜けるのに苦労しました。しかしここを過ぎると自然林となり、多くの木は既に葉を落としていましたが、残っている木の葉は色づいており、楽しく歩けました。504mピークを過ぎ、北側は植林となっていますが南側は自然林です。井内の北の付近は植林が増えますが、520mピークまで上がると自然林に戻り、北への尾根もほとんど自然林でした。藪はありません。
本日のルートの最高点には三ツ谷四等三角点(612.93m)があります。落ち葉に埋もれ気味で、標石の上の面しか見えていません。ここからは西に降りましたが、610m+の広いピークも自然林で気持ちの良い場所でした。倒木もありますが自然な森という感じです。599mピークを過ぎ、あとはひたすら下垣内へ降りました。植林もありますが全体に尾根は広葉樹が多く、ずっと落ち葉を踏んでいました。坂になると落ち葉は滑るので注意が必要でした。最後もひどい急斜面になることはなく、県道に出ることができました。悩むところのない下山でした。
3時間ほどの山歩きでしたが、特に急登もなく秋の山を堪能できました。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「神子畑」です。
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