福知山線谷川駅から奥野々峠の方へ山を歩いたときに、踏切の所に玉巻城趾という標識があるのに気がつきました。そこで今回は石戸川の西側の山を歩いてみました。まずはこの玉巻城趾に登るのですが、標識は一つだけで、その後のフォローは何もありません。結局はお寺の裏の墓地から登るしかなかったのですが、最初は笹藪でちょっと苦労しました。すぐに植林になり、ジグザグに登っていくと平らな山頂に出ました。ぐるっと植林された山頂を歩いても特に城跡という感じはしませんが、241mの山頂を過ぎて北の山に向かうと190m+鞍部にはの林道が2本来ていました。航空写真で見るとこの付近には非常に多くの林道が作られており、玉巻城趾に登るだけなら林道を歩いて登るのが楽でしょう。ここではしばらくは林道を歩いてみましたが、あまり登っていく気配はないので、稜線に取り付きました。植林よりも自然林を選んで登っていきましたが、場所によってはかなり急勾配でした。途中にツタがきれいに巻き付いた木を見つけました(写真)。2本が巻き付いているように見えますが、下の方で枝分かれしたものです。
山頂近くになると平らになって落ち葉を踏んで歩けるようになりました。赤い「火の用心」があり、巡視路はこの付近に西から登ってくるようです。その先には奥多々良木線六〇鉄塔があり、玉巻四等三角点四等三角点(422.85m)があります。遠くの山が眺望できます。ここからはさらに北の山を目指しました。鞍部に一度降りて、その後はかなり急斜面ですが、トラロープが張ってあります。どうしてかと思うとここは高圧線の巡視路で、460m+ピークに上がる「火の用心」があり、確かにここから西に尾根を降りれば鉄塔があります。そのまま北に平坦なピークを歩きました。切り開きがあって落ち葉の上を歩ける最高のハイキングコースです。536mピークも特に目立つものはありませんが、尾根はここで東に曲がります。この先は地形図で見ると何やら北側が崖崩れのような様相ですが、尾根を歩いている限りは北側が急斜面だというだけで、木も生えていますし特に変わった場所という印象はありません。少し歩きにくい所はありますが、気持ち良く歩けます。ちょっと荒れた400m+ピークを過ぎて、319mピークへの登りは大きな岩が節理に沿って割れていく過程のようでした。319mピークを過ぎると共同アンテナの残骸がありました。さらに切り開きを降りて行くと、もう一つ共同アンテナがあり、その下は道がなくなって荒れた急斜面となりました。足元が悪くて苦労しましたが、なんとか谷に降りられました。この付近は谷川の郷という別荘地のようでした。
特に魅力的な山ではありませんが、尾根は気持ち良く歩けました。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「柏原」です。
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