上郡の駅の南の山の上に高嶺神社という神社があります。ここを起点に南の山を歩いてみました。神社には山野里の高嶺から登りました。地形図では記念碑の印が描いてありますが、ここに灯籠と鳥居があります。鎖の付いた面倒な扉を開けると、舗装された参道になりました。少し登ると天満宮があり、ここにも鳥居と文久3年の狛犬がありました。この先は急斜面の岩場を登ります。巻き道もありますが、急斜面を登って振り返ると上郡の町が見えました。岩場を登り切って少し歩くと、高嶺神社です。参拝して駐車場の方へ歩き、途中から「みはらし街道」を歩きましたが、展望はありません。車道に戻って駐車場に行き、携帯の中継アンテナを二つ見てから、Docomoのアンテナの脇を通って、ちょっと荒れた小道で三角点を見に行きました。天王山三等三角点(260.05m)のあるピークは展望が良く、西の星が峰の別荘地が良く見えました(写真)。帰りに三脚を持った人と会って聞いたところでは、このピークは鉄道写真マニアには有名なポイントだそうです。確かに山陽本線が良く見えます。
駐車場に戻って地形図にある南への破線道を探しました。結局、「みはらし街道」が車道に戻る手前に木の橋があり、そこから分岐した道がありました。この道は地形図の破線道に間違いありませんが、ひどく荒れています。シダが生い茂り、倒木もあります。シダの中にかろうじて道の痕跡が分かるという程度です。地形図では途中に東に行く分岐がありますが、溝があったので、あれがそうなのかも知れません。南に向かうと藪はさらにひどくなり、遂には道を見失いました。適当にシダを避けて谷に降りると、道らしきものがあったので、東に歩きました。これは地形図どうりですが、最初の小さな溜池の北側に出るまでは藪漕ぎに近い道でした。地形図には南北にも道があるように描いてありますが、未確認です。その後は、溜池の岸に沿って歩いて帰りましたが、この付近は植林です。ちょっと登ってみたのですが、すぐにシダ藪になり、歩くのには不向きな山だということが分かりました。溜池の先は地形図でも実線道ですが、人家の手前に扉があり、鍵が掛かっていて困りました。ちょっと北の川沿いまで行き、柵に出入口を見つけてほっとしました。
後でルートを見ると破線道しか歩いていませんが、破線道が藪のようなものですし、破線道から外れてあちこちの山に少し登ってみたりしたので、4時間近く掛かりました。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「上郡」です。
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