2011年4月24日日曜日
山崎町塩山から塩地峠まで
志文川沿いの山崎町塩山の南西には、携帯基地局のアンテナが二本立っている山があります。この山の東側は自然公園に整備されているようですが、この付近から北の塩地峠までの尾根を歩いてみました。
塩山から細い舗装道路が村の中を通って西に延びています。軽四以外では登りたくない細い道ですし、斜面の崩落箇所もあります。稜線まで登ると切り通しがあり、西側から北の稜線に登る踏み跡があります。最初は稜線沿いに切り開きがありますが、すぐに西側に降りてしまうので、千種川の展望をちょっと見てから尾根に登りました。ここからは縦走です。ここは宍粟市山崎町と佐用郡佐用町の境です。
歩きやすい、何の変哲もない尾根です。アップダウンは地形図どうりにありますし、尾根を間違いやすいところもあります。しかし、大体は木の間隔が広い雑木林でした。東に志文川、西に千種川の風景が見えることもありますが、岩場が少なく木が茂っているため、一般的に展望はあまりありません。コバノミツバツツジが咲いていました。加賀須四等三角点(480.30m)(写真)の周囲にも咲いていました。
特筆することの少ない尾根ですが、最大の難所は次の三角点の手前の鞍部でした。ここは倒木地帯となっています。稜線からはずれても倒木があり、結局少し東に降りてから尾根の中央に戻って乗り切りました。その後、三角点までは急斜面で、倒木後なので疲れました。倒木地帯からは展望が得られましたが、小河内四等三角点(548.28m)は森の中でした。この山は「豆腐ヶ市」と言うようです([1])。
この後は、やや植林が増えてきた感じでしたが、歩きやすいのは変わりません。最後は塩地峠三等三角点(529.01m)に寄り道しましたが、ここも気持ちの良い森の中です。三角点から東に降りると切り通しがあって、ここが塩地峠でした。特に何もありません。東側も伐採されてかなり荒れている感じでした。
塩地峠からは南に下山しましたが、道は狭い林道で、地形図の破線道とは違った場所を通っています。分岐も多くて迷いましたが、結局地形図よりはかなり南で実線道に出てきました。ここにはお地蔵さんがありました。試しに実線道を突き当たりまで北に歩いてみましたが、破線道との分岐付近には歩けそうな道がありましたが、はっきりしません。その先の実線道は倒木が多くて通れませんが、周囲はミツマタが群生していました。南に歩いて県道154号線に戻りましたが、途中の道の脇に四角い石があるのでよく見ると道標のようでした。字は判別できませんでした。県道には「史跡 千種鉄の道 塩地峠」という碑が立っていますが、史跡がどこにあるのか気がつきませんでした。
尾根は3時間も歩いてませんが、気持ちの良い尾根なので、ゆっくりと落ち葉を踏みつつ、きれいな空気を歩きながら歩きたいものです。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「土万」「千種」です。
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