2011年4月3日日曜日
山崎町西の外れの下河野三角点
先日志文川上流から東側の山並を歩いたときに、西側の山が気になりました。そこで今回はその志文川西側の山に登ってみました。県道154号線を北上し、車を谷の集落の北にある林道ツヅラ線の分岐付近にとめて、北側の山に登りました。これが道路からよく見える山です。南西の斜面を無理やり登ると、作業道がありました。斜面を横に走っていて、頂上に登るには向いていなさそうだったので、しばらくは斜面を真っ直ぐ登りました。しかしそのうちに疲れてきて作業道を北に歩きました。何度か折り返して、最後は稜線の鞍部に出てきました。ここは切通になっています。南東の尾根を登って、407mピークに行って、引き返して北に急な尾根を登りました。葛篭谷四等三角点(517.15m)は先が数cmだけ落ち葉から出ていました。
あとは快調な尾根歩きです。迷い易いところはありません。倒木や潅木がありますが、藪というほどでもなく、650m+ピーク、630m+ピーク、650m+ピークと、どれも落ち葉と倒木と灌木でした。これはこの先も続き、680m+ピークは倒木が多かったと思いますが、それでも歩くにはあまり支障はありません。ただし、ここから何度か尾根を乗り換えねばならず、よく現在位置を確認しないと迷います。次の680m+ピークからは西側の尾根に乗り換えましたが、この鞍部の北側にはネットが張られ、良い道が見えていました。それを無視して尾根を乗り換えて、真っすぐ北に歩いて、下河野四等三角点(720.90m)に着きました。倒木の間から北側の展望があり、ゴルフ場が見えました。
三角点の東側には地形図では破線道がありますが、これはよく整備された道のようです。三角点の南東側、破線道の東側斜面は倒木処理が進んでいました。当然のことですが、この付近に来るなら北から来るのが早いと思います。帰りは南に旧町境を歩きました。こちらも雑木林の尾根ですが、登りに歩いた尾根よりも若干歩きにくかったと思います。650mを切るあたりから東側に谷が見えて、最後は尾根とほとんど同じ高さになります。この谷に降りて林道に出て下山することもできたと思いますが、谷筋は倒木があると歩けないので、尾根を進みました。この尾根からは、木々の間に千種川流域が見えることがありましたが、夏は葉が茂って見えないかも知れません。
630m+ピークへの登りは急ですが、ここは少し登ったところで西にそれて、西の尾根に乗るのが正解です。この先はツヅラ林道の谷のどん詰まりに相当する鞍部を通って、倒木の多い急斜面を登って646mピークに出ました。町境はここで西に行きますが、そのまま南東に進んでから南に降りて、さらに少し西側の尾根に乗って、579mピークへ進みました。この付近は、意外と分かりやすかったと思います。578mピークは倒木だらけでした。この付近の尾根の倒木は切ってあることが多いのですが、切った木を片付けてないので結局は幹を乗り越えて歩くことになります。
578mピークからは、倒木が多いのを我慢して東に尾根を降りて、500m付近から南に降りました。この付近はかなり急でしたが、掴まれるくらいの間隔で植林した木が生えているので、さほど苦労なしに降りられました。足元の落ち葉は滑りやすくて困りました。この尾根には道はありませんが、歩くのはさほど大変ではなく、最後は植林の中の作業道に出ました。ただ、それを歩くと大回りになりそうなので結局最後まで斜面を降りました。出てきたところはちょうど太い作業道が川沿いの道に出てくるところでした。
往復で4時間のコースでした。はっきりとした道のあるところは少ないのですが、歩くのに困るような所は少なく、典型的な山歩きコースだと思います。
展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆ 下山は特に注意
地形図は「千草」です。
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