2011年2月13日日曜日

東から登る深山


北条の北の深山は、西の日光寺方面から登るのが一般的でしょうが、東にも尾根が延びているので、その先端から登ってみました。若井町の礒崎神社が起点となります。神社の脇から道があります。すぐに電気の通ったフェンスがありますが、金具をずらして隙間を広げて通りました。

あとは山道です。祠が二つあり、最初の方には明治何年とか彫ってありました。しっかりした道なので楽に歩けますが、ところどころ倒木があったりシダが生えていたりするのは他の山と同じです。やや急な箇所もありました。250mを越したあたりのピークには三角点があるはずですが、見つけられませんでした。おそらく、共同アンテナから少し降りたところにあるのだと思います。この付近からは、南の展望がありました(写真)。この先も歩きやすい尾根道ですが、少し倒木が増えます。そして南からの尾根と合流する360m+のピークからは植林になります。倒木以外は歩きやすく、畑村二等三角点(408.2m)があり、いきなり舗装道路に出ました。紅白に塗られたNTTの通信塔はすぐ目の前です。

通信塔の下からの眺めを楽しんだあとで、また三角点から尾根を降りました。そして360m+ピークから尾根を南に歩きました。ここも道があって、楽に歩けました。松茸山らしく、荷造りテープが張ってありました。294mは薮で展望はありませんが歩くのには支障ありません。むしろその先しばらくの方が倒木が多く、山火事の跡のようでした。ここは気を付けないと足を取られて転びます。そして、地形図の実線道に出てきました。この付近のコースは、[1]と同じです。

この実線道を東に降りれば礒崎神社に出られますが、歩き足りないのでもうひと山登ることにしました。この峠には古い石標があって、「東若井上下」とか四面に書いてあります。ここから尾根にとりついてもよかったのですが、「頂上 440m(11分)」と書いた道しるべもあり、そちらに行くと良い道がありました。これは畑町で整備している遊歩道のようです。頂上と言ってもどの山かわからないのですが、ちょっと南に歩くと登りの階段がありました。これを登らなければ、「河上神社 520m(8分)」に行くようです。ここから登って稜線に出て、さらに「愛宕山山頂 120m(2分)」に従って登ると、ベンチの置いてあるピークがありました。これは320m+ですが、愛宕山山頂のプレートはありません。「高峰神社 730m(11分)」という標識があり、道は南に降りて行きますが、若井町側に降りるには稜線伝いに進む必要があります。しばらくは登りで、道があります。337mピークは雑然としていますが、この付近は切り開きが続きます。東の330m+ピークから南東に降りて、更に320m+の細長いピークを東に進み、方向を見定めてから再び南東に尾根を進み、288mピークに行きました。この付近は倒木が多く、いかにも藪山です。さらに尾根を東に進みましたが、藪山度はどんどん上がります。南斜面を降りれば下に道があるのですが、南斜面はシダ藪です。倒木を避けながら尾根を進むと、最後は再び電気の通ったフェンスがありました。これを抜けてフェンス沿いに降りると、下山できました。

深山への登りは1時間ほどでした。畑町の側は、遊歩道の整備が進んでいるようです。最後はシダ藪に突っ込まずに下山できたのは幸運でした。

展望 ★★☆ 深山山頂からだけですが
藪山度 ★☆☆
地形図は「北条」です。

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