2010年8月14日土曜日

市川町の市川・奥山三角点



先週、先々週と登った神崎工業団地の南側の山は、東をぐるっと廻って小畑から延びる尾根と繋がっています。399m地点から北は先週歩いたので、今回は小畑からの尾根を歩いてみました。

起点は小畑の法雲寺の墓地です。そのまま斜面を登れば、何の苦労もなく尾根に乗れます。シダで覆われていますが、探すと切り開きがあります。二つピークを越すと、本格的な登りになります。このあとも雑木林が続きます。道は稜線ではなく西側に少し降りたところを通っています。尾根のてっぺんはシダが多いので、主にこの道を歩きました。この日はあいにくの小雨で歩きにくかったのですが、晴れていれば比較的軽快に歩けると思います。標高が上がるにつれてシダが減り、尾根を歩くようになりましたが、相変わらず西側に降りたところにも道がありました。

市川四等三角点(433.92m)は雑木林の中です。展望はありませんが、この付近では東側が見えるところがありました。この後も雑木林が続きます。切り開きがありますが、かなり荒れ気味です。437mピークの一つ前の尾根の分岐を間違えて真っ直ぐ北に降りそうになりました。この先は少し藪っぽく、それから急な登りになりました。岩が多く、濡れていなければ楽に登れると思います。150m以上を一気に登るので、ときどき休みました。

尾根に出るとまず右に曲がって奥山四等三角点(575.04m)を見に行きました。雨はやんでいましたが、三角点は霧に覆われていました(写真)。市川町と粟賀町の境界になっている主尾根に戻り、西に曲がりました。最初は倒木だらけの尾根でしたが、少し降りると切り開きが現れました。ここまで登ってきた尾根と、様子はたいして違いません。たまに北側の土砂採集場が見えるくらいで、展望もありません。そして444mピークを過ぎた下りの辺りから、シダが増えて藪っぽくなりました。その後は登りなのですが、これが意外ときつい登りでした。藪もきつくて、尾根を避けて南側に少し降りたところにある道を歩きましたが、周囲の木が伸びすぎていて、簡単には歩けません。大きなシダに行く手を阻まれることもあり、尾根に登って歩いたこともあります。巻き道を無理矢理歩いていたら、岩場で洞穴を見つけました。人が入るには小さめで、しかも縦穴なので奧はよく見えませんでした。

枝を払い、背の高いシダの間を抜けて、尾根が西に曲がる地点まで来ました。ここは地形図では破線道が横切っていますが、見あたりません。破線道が東に降りている付近は、シダで覆われています。尾根を西に行けば初鹿野山ですが、こちらを経由していたのでは時間がかかりすぎるので、東に延びる尾根を下りました。最初はシダがありますが、少し降りるとシダが減って明るい尾根になりました。岩場を降りて行くと、尾根が二つに分かれており、正面はシダ藪となりました。ここは南に降りることにしましたが、これはおそらく正解だったと思います。ここから下はシダが多いのですが、幸いに道が幾つもあって、上手に伝って降りることができました。最後はつづら折りの道を降りましたが、古い道でシダが茂っていて、ときどき見失いそうになりました。最後は南北に走る林道に出ました。この付近は倒木処理が行われていますが、初鹿野山の方から来る破線道は見つけられませんでした。あとは林道を南にひたすら歩きましたが、溜池が同じ谷に三つあり、下流に行くほど大きくなります。

雨が降っていたため、6時間近くもかかりましたが、晴れていればもっと軽快に歩けると思います。ただし、藪が多くて苦労が多い割には展望が無く、楽しみに欠けるルートでした。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「粟賀町」です。

0 件のコメント: