神河町の西脇三角点と美佐三角点は、播但線の新野駅の南西にあり、ぐるっと一周コースに適した、谷を取り囲んだ尾根に並んでいます。手軽な周遊コースに見えたので登ってみました。
登り口は新野駅の南にある集落です。熊野神社の南に林道があって、谷の奥まで延びています。これを少し歩くと右手に獣避けの金網があります。尾根の端の所に扉があったので、そこから尾根に登り始めました。263mピークまで急勾配ですが、道があります。シダが生えていますが、道は明確です。ここから更に尾根沿いに登りましたが、ずっと尾根道があります。途中に道しるべがあって、登ってきた道は「鹿柵ゲート15分」尾根の上が「瀧頂上三角点30分」もう一つが「林道終点15分」となっており、林道からでも登れるようです。
この付近から展望が良くなって、市川沿いの農地や山がよく見えます。そして頂上に着くと、西脇四等三角点(515.49m)があり、「鉄塔へ15分」の標識もあります。残念なことに尾根にネットが張られています。三角点から西に行くと展望の良い場所があって、寺前の町がよく見ます。写真はこの付近から北の山を見たものです。しかしそのまま進むと鉄塔の方に行ってしまって周遊コースにならないので、気を付けて南に延びる尾根を探しました。ちょっと見つけにくいのですが、尾根への入口に赤い布が下がっていました。
この先の尾根にも道があって、歩きやすくなっています。また展望もあって、松尾山や七種鎗が望めます。520mピークから486mピークの辺りからは市川沿いに福崎方面の展望が広がります。鶴居城跡も見えます。岩場もあって楽しめる尾根です。隣の山が城跡ですから、ここにも人工物があったのかも知れません。ただ、ネットが張られているのが邪魔です。
そうこうしているうちに、美佐三等三角点(401.9mだが改測となっている)に着きました。'07.11.26の大柿さんのプラスチック板がありました。ここから尾根は南東に向かいます。神河町と市川町の町界は途中で東の尾根に行きますが、尾根伝いに歩いたので町界から離れました。明確な道は無くなり、岩場があり、山を下りるにつれてシダ藪が増えてきました。シダ藪を避けて歩いていると小川に沿って歩くようになりました。最終的にはお寺の南の溜池に出てきて、その土手を歩きましたが、ここの笹藪は結構強烈でした。
最後の下山は町界を下るのが正解かも知れません。いずれにしろ、ほとんどは道が整備された歩きやすく展望の良い尾根です。
展望 ★★★
藪山度 ★☆☆
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