2021年8月4日水曜日

若桜町落折から家の谷川周辺

 


平家落人伝説のある落折から家の谷川を遡って歩きました。最初は舗装道路ですが、地形図で実線道が破線道になる堰堤付近からは細い道になります。斜面に作られた道なので崩れて危険な箇所があります。なんとか地形図で道が谷を西に渡っている所まで行きました。橋がありませんが、水量が多かった割には簡単に靴を濡らさずに渡れました。渡って斜面を登ると石積みがあって道がありました。谷に引き返すと、対岸にも石積みがあって、おそらくここに橋があったのだと思いますが、橋のカケラも残っていません(写真)。この道は意外としっかり残っていましたが、小さな水のない谷を渡り、その先でターンする部分から跡形もなくなりました。しかたなく急斜面をよじ登ると、また道がありました。これを北に歩くと、地形図で破線道が少し標高を上げる付近で道はなくなってしまいました。見上げると急斜面でしたが、まっすぐに登れば西の尾根に上がれるので、迷わずまっすぐ登りました。最初は木に掴まりましたが、徐々に楽になりました。周囲は植林と自然林が混ざっていて、感じの良い林です。かなり疲れましたが、滑落の恐れはなく、尾根まで上がれました。ここは2021/6/2に通っています。風があって気持ちの良い自然林の尾根を歩き、周囲が植林になり、戸倉峠から延びている林道に出ました。


林道を東に歩きました。暑い日でしたが適当に雲があって助かりました。家の谷川を渡り、谷の東側に来ると、2021/5/29に降りてきた付近です。そして下山ルートは1140m地点から延びる尾根にしようと思って、林道から外れました。この付近は分かりにくく、植林も若いようでヒノキの枝をかきわけて暗い林を降りなければなりません。古い林道もありましたが、下山の方向には行ってくれないので、GPSで方角を見て降りていきました。しばらく我慢して降りると、大きな木の生えた風通しの良い森になりました。966mピークも気持ち良い自然林です。この後は尾根を南に歩き、そのまま南の880m+鞍部に降りました。東側にはよく整備された林道が南北に走っており、そこから西に鞍部を通って林道がありました。「作業道 第2大サコ線」という杭があって、管理者代表が平家さんなので落折に出られるのではないかと期待してこの林道で下山することにしました。しかし期待に反してこの林道は一度ターンした後、谷で終わっていました。しかたないので植林をトラバースして谷を降りました。最初は良かったのですが、この付近は地形図で見るとなだらかなのですが実は起伏が多く、急すぎて降りられない場所もあり、回り道しながら降りていきました。土が黒いので、かんな流しの跡なのかも知れません。地形図の破線道に出ましたが、細い谷になってしまって降りられず、斜面を横切って行くとどんどん南寄りになってしまいました。一時は667mピークの南に行ってしまい(この付近は石積みがありました)、北に戻ってススキの草原を抜けました。この付近は以前は畑だったようです。草原の端に潰れた小屋があり、道があったので降りると谷には堰堤があって、折り返して舗装道路に出られました。この下山は失敗です。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「岩屋堂」「戸倉峠」です。



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