2021年8月25日水曜日

杤原天神から鎌倉岳

 


栃原川の奥、富栖湖の東にある鎌倉岳には2008/08/07に登っています。その時は栃原川を奥まで歩いて登ったのですが、今回はもっと手前の杤原神社から登ってみました。神社の裏には金網がありますが、神社の左手に扉があります。ここから急斜面を登り、一気に尾根を上がりました。この尾根は2009/05/31に下山に使っており、その時は楽に降りられたようなのですが、確かに下草はありません。しかし非常に急な斜面で、植林とはいえ決して楽な登りではありません。それでも40分ほどで奥中山四等三角点(530.03m)に着きました。2009/05/31には南からここまで歩いてきて下山したのですが、今回はここから北に歩きました。植林は意外と少なく、あまり背の高くない自然林が主体でした。2つ目の520m+ピークの北端には脚立と赤白のポールがありました(写真)。何をしていたのでしょうか?その北の498mピークも特に特徴はありません。この付近まで歩きやすい尾根でした。この北の490m+ピークはちょっと岩があり、倒木が増えてきました。この付近からは鎌倉岳の南の岩壁がよく見えます。この付近からは藪との戦いとなりました。


倒木が多く、灌木も生えており、棘のある木も多いので気を抜けません。倒木はともかく地面が見えるところを歩きたかったので、南側に少し下がってトラバース気味に歩きました。少し東に曲がると幅広く緩やかな尾根があるので、それに上がろうとしたのですが藪で上がれません。結局南側の植林の中を歩きましたが、そのうちに谷に向かってしまったのでやむなく尾根に上がりました。しかしここもひどい藪で、結局は南にまた降りてトラバースを続けました。最終的には南寄りの岩の多いところを上がっていきましたが、ここも倒木があります。急斜面なのでできれば北のもっと緩やかな尾根に行きたかったのですが、倒木だらけの急斜面をトラバースするのは無理で、結局急斜面を登り続け、なんとか岩壁から延びてくる尾根に上がりました。ここから北に歩いて、灌木の藪を抜けると鎌倉岳の山頂でした。若山四等三角点(725.45m)があります。2008年には切り開きだったようですが、アシビが生い茂っており、三角点は完全に包囲されていました。南に僅かに空き地と展望がありました。


ここまでもひどい藪がありましたが、この先も藪だらけでした。若山三角点から北に歩きテレビの中継アンテナを通り過ぎると、尾根の上はシダと倒木の藪なのでここも南側に降りた植林を歩きました。しかし急斜面になってきたので結局尾根に上がり、藪を歩きました。シダは膝程度の高さですが倒木が隠れているので危険でした。登りになって少し歩きやすくなり、今日の最高点の798mピークに着きました。ここから南の尾根は2009/03/20に歩いています。アップダウンはありますが藪はなく歩きやすく、たまに岩場もありますが、展望は木の間から東西の山が見える程度です。まず金属プレートの菅生四等三角点(680.28m)に着きました。さらに長い尾根歩きで580m+鞍部から細尾根を歩き最後の岩場は西側を巻き、登りになりますが標高650m付近からは伐採地で、また倒木の間にシダが茂っていました。この付近は2008/08/15に通っておりその頃も歩きにくかったようですが、今はさらにひどい状況で小畑四等三角点(682.38m)の周囲もシダが茂っており、倒木や藪だらけでした。なんとか方向を定めて西向きの尾根に降りていきましたが、こちらも相変わらず倒木とシダの藪が続きました。標高600m付近まで降りてくると植林になって少し楽になりましたが、幅広い植林で方向が定まらず、GPSを頼りに間伐木と枝打ちされた枝の上を降りました。最終的には細い尾根にたどり着き、だいぶ歩きやすくなりました。尾根から降りたところには2008には稼働していた養鶏場の残骸があって、突っこむと歩きにくそうだったので、川に近いところに降りて通り抜けて、栃原川に出ました。7時間半も歩いていました。


鎌倉岳の北東の倒木とシダの藪は2008/08/07にも通っていましたがGPSの記録が不確かで、今回行ってみて確認できました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★★

地形図は「山崎」「寺前」です。



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