2021年8月29日日曜日

安富町の末広・小谷三角点

 


これらの三角点には2008/06/01と2009/06/27に行きましたが、だいぶ前のことなので伐採地がどうなっているか見に行ってみました。ルートは以前とは変えて中ノ谷川の最初の分岐の間の尾根を登りました。太陽光パネルが設置されていますが、西の川寄りの草むらを抜けると果樹園があり、尾根の先を登れました。急斜面ですが作業道が残っていてジグザグに登れます。斜面に深い溝も走っています。しかし標高330m付近から尾根の中央は伐採されており、灌木やシダが茂り倒木もあって歩けなくなりました。東寄りの植林の端を歩きましたが、倒木とシダで地面は埋まっています。ときどき尾根に出ると展望がありますが、続けて歩くことはできません。しばらくこんな状態が続きますが、最後は植林の急斜面を登って520m+の平坦地に出ました。ここからはゆっくりした登りですが、すぐに藪が復活しました。また倒木と藪とシダに悩まされながら少しずつ登っていき、倒木とシダの急斜面を上がると末広三等三角点(601.78m)がありました。東には明神山が見えます。


以前はここまで車で上がれるような林道があったのですが、今はよく見ないと林道だと分からないくらいに草が生えています。三角点から北には林道にジャケツイバラの藪があって、かなりひどい目にあいました。これを過ぎてももと林道は草で埋まっており、倒木もあります。三角点のひとつ北の560m+ピークは西側に細い木がたくさん生えた道があり、これで巻きました。尾根は藪です。展望はほとんどありません。その北の尾根は伐採されていて少し歩きやすくなりましたが、周囲や藪です。尾根が東に曲がる520m+まで来ましたが、以前は「まるでリゾート開発の途中のような雰囲気」だったその西側の伐採地は大きな木こそありませんが、藪です(写真)。今回はここを東に曲がりましたが、この付近はたしかに伐採地です。そのまま東に行くとススキの野原になって歩けないので、少し北に進路を変えましたが藪でした。


なかなか藪から逃げられませんが、500m+の鞍部まで来るとその東は倒木とシダはあるものの植林で、少し歩きやすくなりました。586mピーク付近は2009/06/27に歩いています。徐々に植林の下草は減ってきます。570m+ピークから南東に曲がりましたが、ここは広い尾根で目標が決めにくいうえ、急斜面です。木に掴まりながら植林を降りて、なんとか500m+の尾根に乗りました。少し登り返すと金属プレートの小谷四等三角点(548.32m)です。この尾根は2009/06/27に歩いていますが、あまり障害物はありません。しかし分岐に気をつけないと尾根を外れてしまいます。490mピークを通り、快調に尾根を下りました。この下には明らかに道と思われる切り開きがありましたが、最後は非常に急な植林の斜面になりました。しかし作業道もありますし、植林で木に掴まれるので無事に降りて、普通林道中ノ谷線に出ました(この林道名を表示している杭は新しそうでしたが「昭和11年度普通林道中ノ谷線」と書いてありました)。あとは川沿いの気持ちの良い林道を歩いて戻りました。途中の分岐に「かや」と掘ってある石がありましたが、雪彦山の賀野神社でしょうか。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「山崎」「寺前」です。



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