2020年3月22日日曜日

香寺町恒屋から棚原山

棚原山には何度か登っており、2012/12/29には南から登っています。東側にも登山口があるはずだと思って行ってみました。県道409号線沿いの農村公園の南付近に登山口への標識があります。そこから道を登って、東に折れて墓地(貞享2年1685年というえらく古い墓石があります)の付近に、登山口があります。害獣よけのフェンスを通って、整備された道が続きます。少し歩くと神野溝口線一〇二鉄塔があり、展望があります。このあと次の鉄塔は稜線上にありますが、そちらには行かずに西に進み、254mピークを南に巻いています。良い雰囲気の植林もありますが、道には倒木が増えてきます。「御香之場」という、棚原山出湧寺を望んで香を焚いた場所であるという説明板がありますが、この付近は倒木が多く、通り抜けるのに苦労しました。この後は尾根上ではなく東に降りた所を登って行き、最後は斜面に作った道が崩落してトラバース状態になりますが、植林に入って尾根に上がれました。山頂まで0.4km、恒屋1.9km、八葉寺1.8kmの道標があります。山頂に向かっては厳しい登りで、倒木もあります。頑張って登って370m+ピークに上がって、さらに急斜面ですが、ここは階段が作られていました。階段を登るとススキの茂った棚原山の山頂(402.5m)です。「棚原明神鎮座跡」という小さな石の祠のほか、「中村砦跡」という札もありました。たしかに恒屋城と恒屋を挟んでいますし、恒屋城から置塩城の中間の位置でもあります。

下山は普通なら北に降りて林道塩田線で戻るのでしょうが、別のルートを試してみました。まず来た尾根を戻って、八葉寺の方向に尾根を歩きました。ハイキングコースとはいえ倒木が多く、斜面に降りて巻いて歩かなければなりません。前谷四等三角点(332.73m)は尾根上にあるため、倒木に囲まれていました(写真)。倒木地帯を抜けて植林に出て、ここから東に降りることにしました。最初は植林なのですが、それが終わると倒木だらけになりました。楽に抜けられる場所を探しつつ、尾根から外れないように注意して降りました。道らしきものがある場所もありますが、倒木や藪だらけの尾根です。さらに標高が下がってくるとシダも増えてきます。傾斜もあるので足元が見えないと危険です。結局140m+の鞍部に降りてきましたが、この付近も倒木だらけなので、ここから北の前谷池に降りました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「前之庄」です。

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