2020年3月15日日曜日

赤磐市の本宮高倉山

厳密には岡山市北区牟佐と赤磐市の市境にあって、旭川東岸の山です。姫路からなら山陽ICで降りて県道27号線をしばらく西に走ると山が見えてきます。牟佐の集落から地形図の神社に階段を登りました。山門はありますが本殿はありません。簡易舗装の道に降りて進むと、送電線鉄塔への道標と「本宮高倉山 西尾根コース」と書かれた板があり、そちらに進みました。山道ですが鉄塔の保守路なので整備されています。最初に着いた鉄塔は西大寺線32で、ここから西に尾根を登ります。背よりも高い笹の間を登りますが、この笹は送電線の下を伐採したために生い茂ったようでした。西大寺線31鉄塔を過ぎて、30鉄塔が稜線上に立っていますが、その手前に、北に笹を刈った道があり(写真)、「本宮高倉山」と書いてありました。道がなければとても突破できない笹薮です。

ここからは西尾根を北に歩くことになります。林の中なので笹は生えておらず、快適です。決してわかりやすい道ではないのですが、マーキングがたくさんあって、迷う心配はありません。たまに岩がありますが、その上を歩くことはありません。旭川も木が邪魔でほとんど見えません。いったん250m+の鞍部まで降りて登り返すと、地形図にある未舗装の林道に出ました。すぐに林道の脇にマーキングがあって再び林に入りました。マーキングがなければ方向を失いそうな林を登り、413m地点の西に出て西に折れて、少し行くと右向きに高倉神社への道標がありました。ここは左に折れて北に進むと、パラボラの付いた通信塔に出ました。かなり警戒厳重な通信塔です。ここからは舗装道路を歩いて、本宮高倉山に着きました。ここにもパラボラ付きの通信塔(所有者は消されている)と、ケータイ(ボーダフォン?)のアンテナがあります。大きな藤棚があり、眺めも良く、車が数台とまっていました。Street Viewで様子を見ることができます。

高倉神社に行ってみたかったので、来た道を戻り、高倉神社方面に降りました。こちらもマーキングがあります。地形図どおりに林道を横切り、その先は道を歩いて降りていきました。道からマーキングが分岐している所で道から離れて、その先の分岐もまっすぐ行くと、JR西日本新上道線40鉄塔に出ましたが、これは直進しすぎで、戻って南に折れると高倉神社に着きました。社殿は新しいのですが、古い山門があります。狛犬は2対ありますが、備前焼の吽形がありません。

ここからは鉄塔の巡視路で下山することにしました。よく整備された道で、迷う心配もありません。JR西日本新上道線42鉄塔から、最後は急斜面に立っている45鉄塔です。途中では東の展望もあります。この道にも本宮高倉山への道標があり、高倉神社を経由した登山道となっているようでした。最後は急斜面を山陽自動車道の側道まで降りました。西に歩くと、枝が邪魔でしたが牟佐トンネルの手前で道路に出られました。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「山北」です。

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