2020年3月7日土曜日

山南町の南中大岩付近の山を一周

山南町の篠山川が加古川に合流する付近の少し北に、南中という集落があり、その北の山に南中大岩という大きな岩があってロッククライミングをする人が多いようです。高所恐怖症なので大岩には興味がないのですが、近くの山を歩いてみました。[1]とほぼ同じルートです。

起点は南中の一の宮神社で、広い駐車場があってクライマーはここに車をとめていくようです。害獣避けの扉を開けて林道に入り、少し歩くと「南中大岩登山口 頂上まで600M」という道標がありました。矢印の方向の道は不明瞭なのですが、登っていくと道らしきものがありました。少し登ると道に出てきて、南中大岩にはこれを右手に曲がるのかも知れませんが、稜線に上がりたいので真っ直ぐに登り続けました。道はますます不明瞭で、ついにはわからなくなりましたが、少しシダがある程度で適当に歩けるので、道のようなものを探しつつ急斜面をぐいぐい登っていくと、稜線に出られました。目指していた鞍部に近い場所でした。西に歩くと岩が増えてきて、大岩の南側を巻いて進むと、立岩山の山頂に出ました。NHKのアンテナと比砂門谷三等三角点(300.81m)があります。展望は木で隠されてイマイチです。

立岩山から取って返して、鞍部から北に登りました。道は少しずつ不明瞭になりますが、細い尾根なので間違えようがありません。途中に古い木の板の道標がありましたが、登ってきた方向は草部方面となるようです。岩を登ってゆくと、南や西が見えるようになり、頂上からは南中大岩の横顔が見えます。降りていって上に立つことも可能だと思います。斜面にロープもあるのですが、足元は砂地で滑りやすく危険です。大岩の上は眺めは良いでしょうが、上に立ったら大岩は見えませんので、降りるのはやめました。もう少し北に歩くと、岩場があって北側の太陽光発電施設が見えます。南中大岩の横顔がまた見えます。この先はシダの尾根歩きとなります。シダの背は膝くらいで踏み跡がありますが、邪魔なので北寄りのシダの生えていない場所を歩きました。338mピークを過ぎて小ピークから藪を抜けて主尾根に向かって登りになりますが、ここはシダの急斜面で、意外と長く続くので疲れました。

主尾根は2014/05/04に南から歩いていますが、今回は逆方向です。道があるので安心して歩けます。ピークは巻いていくところが多いのですが、ピークに上がってもシダが生えているだけです。426mピークを過ぎると西側に展望のある場所があって、再び南中大岩が見えました(写真)。これも別の横顔です。地形図どおりに岩のある場所もありますが、道があって楽に歩けました。325mピークにはちょっときつい登りでした。方向を間違えないように徐々に下ってゆき、NHKのアンテナと共同アンテナのある場所に出ました。少し南東に展望があります。この後は共同アンテナの黄色い杭をたどりました。少し下にももう一つアンテナがあり、その先な急斜面となり、最後は若宮神社に降りてきました。神社から神社への山歩きでした。

帰りの道中で国道175号線から一の宮神社の方に歩くと、南中大岩の正面が見えました。幅の広い大岩だということが初めてわかりました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「柏原」です。

0 件のコメント: