2020年3月25日水曜日

養父市中瀬の宝引山

鉱山の町中瀬から北に登ったところの山です。地形図に破線道があってこれが登山道となっています。まず三柱神社に参拝してから谷沿いに登って橋を渡り、谷の西側の斜面を登りました。ここは石積みが何列もあって、土砂崩れを防いでいるのだと思います。谷には堰堤がありましたが、石積みを見ながら登る方が楽そうだったので、そのまま登り続けました。最後の黒っぽい石の石垣を過ぎても登りやすい斜面でした。あまり急勾配ではなく、木はまばらで岩もあります。

そして地形図の破線道まで登ると、たしかに道がありました。地形図に従って道を歩くと、水平に西に行くことになりましたが、登る道は見つかりません。見上げると石積みがたくさんあって、ここでも土砂崩れを防いだようです。結局地形図で破線道が登っていく付近に戻って探したのですが道は見つからず、その付近から斜面を登りました。乾いた土も枯れ葉も滑りやすく、木につかまりながら登りました。こんなことなら最初に登ってきた尾根をそのまま登ったほうが楽だったと思います。ただし登りにくい急斜面だというだけで、藪はありません。しばらく登ると少しずつ楽になってきて、共同アンテナの残骸がありました。マスプロのアンプのプレートに"Date 42.10"とありましたが、昭和42年でしょうか?だとしたら文化遺産ですね。さらに山頂に近づくと葉を落としたコナラや栗の木が青空を背景に美しく、その向こうに東には雪のない妙見山、西には雪の残った氷ノ山が見えています。山頂には寶引三等三角点(803.59m)がありました。素晴らしい場所です。

下山は西に植林を降りて、隣の尾根を下りました。登ってきた尾根よりも歩きやすく、道のような跡もあって、非常に楽に降りられました。堂ケ谷山四等三角点(526.55m)まで楽に降りて、その先しばらくも良かったのですが、尾根が2つに別れた所で西に進んで、南西に延びる尾根に乗りそこね、西寄りに降りてしまいました。急斜面ですが降りることはできて、堰堤の上流側に出ました。ここで堰堤を巻いて降りれば下山終了と思ったら、堰堤の下流側で工事をしており、東側斜面をトラバースする羽目になりました。ここはガレ石の多い急斜面で、とても危険でした。結局尾根先を横切って県道87号線側まで行って斜面を降りました。こちらは石積みのある斜面で、石積みの端まで行って降りないと飛び降りることになります。なんとか県道に降りられました。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆ 最後は除く
地形図は「氷ノ山」です。

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