2020年3月29日日曜日

美作の幕谷山

美作というのは国の名前で町の名前ではないのですが、今は美作市が作られたので市役所のある林野の付近が美作の中心ということになります。梶並川と吉野川が合流する付近に幕谷山という山があり、登ってみました。

登り口は美作中学校の近くにある木山宮という神社です。尾根の端にある、緑色のしめ縄が特徴的な、とても小さな神社です。その裏から地形図では破線道が尾根を登っています。たしかに踏み跡があります。急斜面になるとミツバツツジが咲いていて、そちらの方向に水平道があったのでそちらに行きましたが、道が消えたので急斜面を登りました。林野四等三角点(217.2m)は道から外れたところにあるので見落としそうでした。この辺から道は倒木がたまにあるくらいでしっかりしているのですが、松茸山特有の荷造りビニールテープによる縄張りがたくさんあって、景観を損ねています。展望の良い場所もありますが、それよりもツツジが綺麗でした(写真)。汚らしいテープに従って歩きやすい松茸道を歩いて行くと、平坦な山頂にはヌタ場っぽい水たまりがありました。そういえばイノシシを見かけました。三倉田三等三角点(312.61m)は広い山頂のさらに先にありました。林の中ですが良い雰囲気です。この山頂付近は広くて迷いそうでした。

山頂から少しの間は植林を通り、松茸道がなくなるので少し荒れ気味です。南には林道も見えました。倒木や枝を避けながら少し歩くとまた松茸道が復活しました。しかも道の両側にテープが張られています。この回廊を歩いて北の尾根に向かいました。途中に分岐がありますが、左が正解でした。その先でも分岐があって右に行くと北に降りてしまいますが、正解を辿ればほぼ地形図の破線道通りでした。途中に岩場があってほぼ360度の展望がありますが、松茸道は南を巻いています。最終的に松茸道が終わっても、まだ尾根は歩きやすく、まだまだツツジも綺麗です。しかし地形図の破線道はうまく辿れず、結局尾根伝いに南寄りに進路が曲がってゆきました。周囲も藪っぽくなって枝が邪魔になります。最後は急斜面ですが、少し東に寄ると楽に降りられました。降りた所は解体されたばかりの南部環境美化センターの跡地でした。近くの爆発物保管施設(?)を見学し、かたくりの群生地と美作火葬場を通り過ぎて下山しました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「林野」です。

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